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旧芝離宮恩賜庭園 梅まだ固し [東京 お出かけ]

芝公園が港区立ならば、旧芝離宮恩賜庭園は東京都立。(入園料は中学生以上の一般150円)

小石川後楽園とともに、東京に残る江戸初期の大名庭園の一つだそうです。

20100213 芝離宮庭園9潮入りの池4.JPG

江戸庭園の典型とも言える潮入りの回遊式築山泉水庭(現在は淡水)で、潮の干満を利用して水辺に変化をもたせた池を中心に作庭され、品川の海が眺められるようになっていたそうです。(現在は、海岸埋立により海浜の眺望はなくなりました)

州浜に立つ雪見灯篭
20100213 芝離宮庭園2雪見灯篭.JPG

この庭園は池を中心にした地割りと石割が秀逸といわれています。

石柱。相模の戦国武将、松田憲秀旧邸の門柱で、茶室の柱に用いるために運ばれてきたもの。
20100213 芝離宮庭園4石柱.JPG

中島の石組。中国で仙人が住み不老不死の地とされる蓬莱山を表している。
20100213 芝離宮庭園8中島(蓬莱山).JPG

中国の杭州にある西湖の堤を模した石造りの堤。
20100213 芝離宮庭園6西湖の堤.JPG

手前の大島に架けられた一枚岩の橋、鯛橋。その向こうには根府川石群
20100213 芝離宮庭園11根府川山&鯛橋.JPG

そのそばには前の藩地の名をつけた唐津山
20100213 芝離宮庭園10唐津山.JPG

そうそう、本来の目的、梅を見なくちゃね。もちろん梅林があります。
でも、まだ蕾が固そう。寒くて開けませ~ん、と言っているみたい。

20100213 芝離宮庭園3梅林2白梅.JPG

その代わりにジュウガツザクラが咲いていました。
20100213 芝離宮庭園3梅林3じゅうがつざくら.JPG

公園のあちこちに霜よけの菰(こも)がけが施されています。
20100213 芝離宮庭園12霜除け.JPG 怪しいオバケみたい
20100213 芝離宮庭園1水仙.JPG 水仙
20100213 芝離宮庭園13福寿草.JPG 福寿草

日本人の心遣いって優しい。

春もう少し先かな。

【おまけ】
毎週日曜の午後2時から、ボランティアの方による庭園ガイドが行われているそうです。(約45分、予約不要、参加無料)

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