川内倫子展 照度 あめつち 影を見る [アート&デザイン]
恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で開催中の写真展「川内倫子展 照度 あめつち 影を見る」を観てきました。
無題 シリーズ《あめつち》より 2012年
川内倫子は1972年滋賀県生まれ。
私的な日常光景を切り取り、つなぎあわせ、普遍的な生命の輝きへと昇華させる写真表現によって同時代の高い評価を獲得してきた写真家だそうです。
今回の個展での会場構成は次のとおり。
《Illuminance》(イルミナンス)
日本語で光の「照度」を意味するシリーズ。
6×6cmのフォーマットによる写真作品と、二画面のマルチスクリーンに映像を映し出す、二つの写真を見開きで構成している写真集の表現スタイルを応用したビデオ・インスタレーション。
光と闇、生と死、過去と現在が交錯するイメージの流れ。
《ある箱のなか》
《うたたね》《Cui Cui》《AILA》といった彼女の過去の作品から選んだ6×6のコンタクトシートを縦5枚×横4枚の計20枚つなぎ合わせ、ひとつの画面にまとめた未公開作品。
曼荼羅のような小宇宙を作り出している。
《Iredescence》(イリディッセンス)
《Illuminance》から派生した35mmフィルムによる写真を中心としたシリーズ。
タイトルは「玉虫色」という意味。
その日の気持ちで同じものがいろんな色に見えること、自分の気持ちひとつで世界の見え方が変わることのメタファー。
《あめつち》
初公開となる新作シリーズ。
4×5インチの大判カメラで撮影された大型写真作品と映像作品。
阿蘇の野焼き(上↑の写真)、エルサレムの嘆きの壁に向かって祈る人々の光景、プラネタリウムの夜空にレーザーポインターで描き出された光の奇跡、天地の神々を祀る銀鏡(しろみ)神社の夜神楽。
《影を見る》
冬の間、夕方の決まった時間、同じ場所に現れる渡り鳥スターリンの群舞を撮影した映像作品。
タイトルは、影が動いているかのような鳥たちの運動を指すとともに、鏡の語源である「影見」の意味が重ねられている。
写真作品を見ると、私も自分らしい味のある写真を撮りたいと思う。
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無題 シリーズ《あめつち》より 2012年
川内倫子は1972年滋賀県生まれ。
私的な日常光景を切り取り、つなぎあわせ、普遍的な生命の輝きへと昇華させる写真表現によって同時代の高い評価を獲得してきた写真家だそうです。
今回の個展での会場構成は次のとおり。
《Illuminance》(イルミナンス)
日本語で光の「照度」を意味するシリーズ。
6×6cmのフォーマットによる写真作品と、二画面のマルチスクリーンに映像を映し出す、二つの写真を見開きで構成している写真集の表現スタイルを応用したビデオ・インスタレーション。
光と闇、生と死、過去と現在が交錯するイメージの流れ。
《ある箱のなか》
《うたたね》《Cui Cui》《AILA》といった彼女の過去の作品から選んだ6×6のコンタクトシートを縦5枚×横4枚の計20枚つなぎ合わせ、ひとつの画面にまとめた未公開作品。
曼荼羅のような小宇宙を作り出している。
《Iredescence》(イリディッセンス)
《Illuminance》から派生した35mmフィルムによる写真を中心としたシリーズ。
タイトルは「玉虫色」という意味。
その日の気持ちで同じものがいろんな色に見えること、自分の気持ちひとつで世界の見え方が変わることのメタファー。
《あめつち》
初公開となる新作シリーズ。
4×5インチの大判カメラで撮影された大型写真作品と映像作品。
阿蘇の野焼き(上↑の写真)、エルサレムの嘆きの壁に向かって祈る人々の光景、プラネタリウムの夜空にレーザーポインターで描き出された光の奇跡、天地の神々を祀る銀鏡(しろみ)神社の夜神楽。
《影を見る》
冬の間、夕方の決まった時間、同じ場所に現れる渡り鳥スターリンの群舞を撮影した映像作品。
タイトルは、影が動いているかのような鳥たちの運動を指すとともに、鏡の語源である「影見」の意味が重ねられている。
写真作品を見ると、私も自分らしい味のある写真を撮りたいと思う。
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