死なない子供、荒川修作

渋谷のシアター・イメージフォーラムで上映中の映画「死なない子供、荒川修作」を観てきました。



監督：山岡信貴、ナレーション：浅野忠信、音楽：渋谷慶一郎、出演：荒川修作（コーデノロジスト）、佐治晴夫（宇宙物理学者）、天命反転住宅の人々、2010年、日本、80分

（パンフレットから引用）
「人間は死なない」と断言した男と、「死なない家」に住んだ人々の希望のドキュメンタリー

奇想天外な作品と発言で世の中に波紋を投げかけてきた荒川修作（2010年5月死去）の生前の肉声映像と、彼の作品の一つ、三鷹天命反転住宅に暮らす人々のインタビュー、そこを訪問した佐治さんの話でつづられるドキュメンタリーです。
監督も住人で、主要な出演者となっているのは彼の子供たち。

私自身、荒川さんの作品に興味を持ち、実際に岐阜県のテーマパーク「養老天命反転地」（1995年建設）まで出かけ、「三鷹天命反転住宅」（2005年完成）の見学会に参加しました。
今回映画を見て、「天命反転」とはどういうことか、どういう意図をもって住宅が作られたかの一端が理解できたような気がします。
「ここに住むと身体の潜在能力が引き出され、人間は死ななくなる」というのが彼の言葉。

もう一つ見ていない彼の作品、岡山県に磯崎新氏と建設した「奈義の龍安寺」（1994年）にもいつか訪れたいと思います。

【おまけ】
映画館のある小路から青山通りに出ると、Hoppyのトラックが並んでいました。


何かのイベントだったのでしょうか。

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タグ：青山 ドキュメンタリー 渋谷 建築 芸術 思想