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薩摩焼 桃山から現代へ 歴代沈壽官展 [アート&デザイン]

日本橋三越本店・新館7階ギャラリーで開催された「薩摩焼 桃山から現代へ 歴代沈壽官展を鑑賞してきました。

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錦手四君子図蓋透彫角型香炉、十二代 沈壽官、1890-1900年頃、沈家伝世品収蔵庫所蔵

この展覧会は、12月までパリ・三越エトワールでも開催されたものの帰国記念。
フランスの鑑賞者もその気品ある白や金を用いた絵付、写実的な意匠、繊細な細工を絶賛していたようです。

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薩摩焼の始まりは1598年、豊臣秀吉による文禄・慶長の役が終わり朝鮮半島から連れて来られた陶工たちが始めたもの。沈壽官窯の初代・沈当吉もその一人。
当初は黒薩摩と呼ばれるものでしたが、白薩摩を生み出す陶土が発見され、薩摩藩主・島津家により保護され、重要な産業として発展しました。
薩摩焼の転機となったのは明治以降。
十二代は「透彫」の技法を考案し、十三代は戦争の時代も窯の火を守り続け、十四代は日韓文化交流に貢献。当代十五代は伝統の上に新しい創造に挑んでいます。

品のある薩摩焼の良さに改めて触れることができました。

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