KitKat くちどけアーモンド

東北関東大震災の発生から丸一週間が経ちました。
東京での余震は少しずつ体感する回数は減っています。
（でも、昨夜も9時半すぎに緊急速報があり大きく揺れました）

明日からの三連休、石川県に帰ります。
もともと予定していた帰省ですが、こんな状況なので避難できる場所があることがありがたい。
家族や友人たちと過ごし、不安のない睡眠と美味しい食事に心身ともに癒されてこようと思います。

では、いつもの定点観測。
KitKat　くちどけアーモンド


自然災害による窮地、原発事故の影響、でも私たちは「きっと勝つ！」

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タグ：KitKat

DAY 7

毎日「これでもか!?」というほど予想外のことが起こります。

昨夜も前夜と同じ頃に大きな揺れ。
東京電力の計画停電が実施されている。
オフィスビルの節電もさらに強化。
しかし、真冬並の寒さとなった今日、暖房のため電力消費が増え、午後に経済産業相から大規模停電の可能性について発表された。

夕方5時、社内放送で帰宅命令。
私も即帰宅。
室内の照明は点けず、テレビの画面の光で夕食。
カレーうどんで体内から暖めた。
今もエアコンはつけずブランケットで暖をとっている。
ほんの小さな取り組みでも皆でやれば大きな力になるはず。

海外では、この異常事態時の日本人の冷静さ、秩序、我慢強さ、協調性などに感嘆の声があがっているらしい。
皆の団結力と知恵、勇気、思いやりでこの窮地を乗り切るのです！
そして、少しでも早く平常時に戻り、被災地の復興実現で日本人、日本の力強さを示すのです！

(つぶやき。節電協力が求められている現状で、民放の不要不急の深夜放送は中止してほしい)

叫び

DAY 6
地震発生後、起きていると余震が怖いのと、節電のために早くに就寝、早くに起床の生活を送っています。
睡眠時間たっぷり、と言いたいところですが、何しろ眠りが浅くて何度も目が覚めます。
そんなわけで一日中なんだか寝不足の感覚。眠～い！
（でも、遠くから通勤している同僚は、今朝は4時半すぎに家を出て始発電車に乗って7時前には出社したという話を聞き、何も言えなくなりました）

昨夜も、なかなか寝つけず、ようやく眠りに入った22時半すぎ、大きな横揺れに起こされました。
すぐにテレビを点けて確認。静岡県東部で震度６強。
東北地方、茨城県沖、長野県、そして今度は静岡県。
震源地がどんどん南に西に移動している。
お願いですから、これ以上、被害を広げないでください！

気持ちがドヨーンと内向き下向きになりそうなので、気分転換に運動でも！と思ったらスポーツクラブは閉館。
それならばショッピングで気晴らしを！と思ったら東京ミッドタウンは営業時間短縮。
もう、こうなったら飲むしかない！
週末に買っておいたサキイカとポテトチップスをつまみに発泡酒の夕食でした。

このあとは消灯時間まで気持ちを静めるため読書でもしよう。


前から読みたかった本『ムンクを追え！』を先日、楽天ブックスのオークションで落札。（定価1785円が送料など込みで半額程度で買えました）
あのムンクの「叫び」が美術館から盗み出され、奪還までの日をたどった内容です。

あーーー、早く平穏な生活に戻りますように。

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DAY 5

まだ五日目だというのにもう疲れている。
地震・津波の被災地の皆さんとは比べものにならないくらい恵まれた環境だけど。
原発事故で避難している人たちに比べれば取るに足りない不安だけれど。
それでも心も体も疲れている。

いつ襲ってくるかわからない余震の恐怖。
昨晩も数度、眠っている間に大きな揺れで目が覚めた。
ただ、うれしいことがあった。
眠りについて間もなく、枕元の携帯電話が鳴った。
＋66…で始まる番号が表示されている。
バンコクの友人からだった。「Ikiko, are you OK?」
英語にもかかわらず、溜まっていた感情を吐き出すように話し続けた。ありがたかった。

今日は午前から計画停電が実施された。
交通機関の運行は相変わらず不安定。
勤務先のビルの節電対策はさらに強化された。
自動販売機の照明も消されている。東京タワーも真っ暗だ。
スーパーなど店は営業時間を短縮している。
開いているコンビニに行っても食料品、乾電池などの棚はガラーンとしている。
いつまで続くかわからない異常事態に疲労感が募る。

勤務中も仕事に集中しようと努力するが、
ついついインターネットでニュース、福島原発の状況、交通状況をチェックしてしまう。
こうして自宅でパソコンに向かってブログを書いている時間だけが今は平常心を取り戻してくれる。
しかし、そろそろ消灯しよう。それくらいの協力しかできないから。
（他にはドコモのiモードサイトでチャリティ募金をしました）

被災地の皆さんが少しでも温かい食事、暖かい毛布でゆっくりと眠れますように。

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DAY 4

東北関東大震災の発生から4日目。
休日明け。企業活動が動き出す。

前夜に発表された東京電力の計画停電。
電気供給の調整のため、東京周辺の鉄道、地下鉄の運行に乱れが生じ、利用客にも混乱が広がる。
私は南北線の始発駅になっている白金高輪からの乗車なので順調に通勤できた。
勤務先ビルのエレベータは全体の３分の１くらいに運転が制限されていた。
職場には到着遅延、出社困難で自宅待機の人たちが半数近く。
オフィス内の照明もできるだけ消灯。

午前・午後それぞれ1回、気象庁の緊急地震速報エリアメールがけたたましい鳴動とともに配信された。
昼前には政府内閣官房から「国民の皆様へ」というタイトルのメールが届いた。
計画停電に向けての理解と節電への協力をお願いする内容だ。
夕方、実際に計画停電が実施された。
電車は間引き運転。それでも私は順調に帰宅できた。

食品買い足しに近所のスーパーに立ち寄ろうとしたら、すでに休業の張り紙がされ閉まっていた。
仕方なくコンビニに行くと、強盗が入ったあとのように商品棚はほとんど空っぽだった。
この先一体どうなるのだろう？

私も節電を実践。
お風呂にはキャンドルを灯りにして入る。
髪を洗う回数を減らせば、ヘアドライヤーの電気を節約できる。
パソコンも自粛し、この記事も携帯電話からアップしている。(通信状態はかなり回復)
そして消灯時刻を早め、早寝早起きを実践しようと思う。
被災地はもちろん、各地の人々が心穏やかに眠れますように。

DAY 3

3月11日（金）午後に起きた地震から三日目。
余震はまだ続いていますが、気持ちは少し落ち着いてきたので、自分の記録のためにもこれまでの状況を書き留めておこうと思います。

DAY 1：3月11日（金）

14:46頃　宮城県沖を震源とする地震発生（現地の震度７、M8.4）
オフィスで勤務中、小刻みな揺れを体感。時々感じる揺れかと思いきや、なかなか揺れは収まらず次第に揺れが強まる。（東京の震度５）
すぐに確認したのはインターネットサイト。Yahooトップページに地震速報が表示されている。
館内放送「とりあえず机の下に隠れるなど待機」の指示。
その後も繰り返し余震。
椅子に座っていると下から突き上げるような縦方向の揺れ、次に横揺れ。旋回している感じの船酔いを思い起こさせるような揺れ。（高層ビルの39階なので、なおさら揺れを強く感じるのかも）
連結式のキャビネットが左右にスライドし、前面の扉が開き、書類ファイルがドサッと落ちる。
机の下にもぐった。気がつくと自分の手が震えていた。（人生で最大級の地震）
人が座っていないキャスター付きの椅子がゴロゴロとタイルカーペットの床面を移動する。
職場のテレビをつけてニュース速報を確認すると、宮城県の津波の映像。
巨大な津波が海から船を、沿岸から魚などを入れる青い箱や建物、車などを次々と飲み込み、あっけなく巻き上げ、どんどん内陸に迫っていく。噴火した火山の溶岩流が流れ出ていくときのよう。
テレビ画面から流れる映像はまるでSF映画のようだ。それほど現実離れしている。同じ感覚を抱いたのは2001年9月11日のニューヨークの世界貿易センタービルにテロリストが乗った飛行機が突っ込んでいく瞬間を見たとき以来。呆然。
日本地図に津波の発生地域を示す色表示。翌日から旅行する予定だったオホーツク海周辺は真っ赤。（あー、旅行は無理だなぁ、と失望）
電話も携帯メールも規制がかかって、つながりにくい状況。
デスクに向かってみるものの、時折やってくる余震のため仕事が手につかない。
東京の地下鉄、JRなど鉄道は全面運休。
終業時刻が近づき、帰宅は自己判断ということになった。
私は、徒歩通勤可能な距離でもあり、部屋の中も気になったので歩いて帰ることにした。
まずは39階のオフィスから階段で降りる必要がある。ロッカーに常備してあるゴム底シューズに履き替え、同僚二人と一緒に降り始める。これまで二回、避難訓練で経験済。
1階ロビーに着き、「では、お互いに気をつけて帰りましょう！」と手を振り別れた。
永田町から白金のマンションまで所要時間45分ほど。
途中、非常持出袋を背中に背負い、ヘルメットをかぶり、集団下校のようにグループで地図を片手に帰路をたどっている人たちなど、歩道は通常時よりも多くの人で追い越すことも困難な状態。
19時すぎ、無事にマンションに着いたが、当然のごとくエレベータが止まっていたので外の非常階段で部屋へ。飾ってある小物類が落下していることはあったが、タンスは倒れず被害なし。
大手町に勤務する甥にSMSで連絡をとり呼び寄せる。
携帯電話がつながらないので、パソコンからのメールで金沢にいる兄・義姉に連絡。
ブログに「とりあえず無事」の記事をアップ。
（心配して連絡をくださった皆さん、ありがとうございました！お気遣いがうれしかったです）
近所のスーパーに食料買出しに行くも、営業短縮の張り紙。コンビニに行くと商品棚はほとんど空っぽ。こんな状況に遭遇するのは初めて。

DAY 2：3月12日（土）

深夜に眠りについたものの、揺れと携帯に届く緊急地震速報（気象庁）のエリアメールに起こされた。（早朝には長野県にも地震発生）
前夜は全然つながらなかった携帯が通話通信ともに接続できる状態に。実家に連絡。
東京の地下鉄は徐々に運行し始めたようだが、JRなどはまだ運休状態。
甥っ子とテレビニュースで地震情報と交通情報を確認しながら時間を過ごす。
福島原発で事故（炉心溶解の可能性）のニュース。
午後になり、JRも運行したので甥っ子は寮に向かう。私は一人に。（甥が一緒にいてくれたおかげで随分不安が軽減されて助かりました）
ライフライン産業（電気、水道、ガス、通信、交通）や食料供給してくれるお店で働く皆さんに感謝です。そういう方たちのおかげで私たちの生命・生活が維持できているのですから。
ベランダから外を見てみる。犬の散歩をしている人など、平穏な風景。
テレビはどのチャンネルも一斉に地震情報番組に編成変え。（これって日本以外ではどうなんだろう？NHKはともかく、もっと違う放送の仕方もあると思うんだけど）
昨夜はあまり眠れなかったので、昼寝。
そして、夜も早々に就寝。（枕元に懐中電灯を置いて）

DAY 3：3月13日（日）

本日も外出自粛中。
そんな気分になれないせいもあるけど、長い階段を下りたことが原因と思われる脚の筋肉痛がひどくて歩くのがつらい。ソファで寝たからか腰も少し。
回数は減ったものの余震は相変わらず続いている。（エリアメールの受信も）
被災者（死者、けが人、行方不明者）の人数がどんどん増えていく。（宮城県では死者が1万人以上にのぼると予想）
気象庁から発表の地震規模（マグニチュード）がM9に再修正された。（前日はM8.8に修正）
日本観測史上最大の地震。世界的にも最大級。
福島原発の周辺住民に出された避難命令が拡大している。
電力供給量の低下から、明日以降、計画停電の可能性もあるらしい。
（私はできるだけ照明をつけず、エアコンも付けないようにしています）
今回の地震の名称、「東北地方太平洋沖地震」とか「東日本大震災」とか呼ばれています。
M9は、2004年12月26日に起きたスマトラ島沖地震（その時、私はバンコクの友人の結婚披露パーティに出席中）に次ぐ規模とのこと。

被災地の皆様の安全と健康、一刻も早い地震・津波の沈静、 各地の人々が平常の生活に戻れますように、心からお祈りしています


【おまけ】
ACジャパン（旧 公共広告機構）のキャンペーンCM、思いやりの気持ち「見える気持ちに。」に出てくるフレーズが素敵です。

「こころ」はだれにも見えないけれど「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにでも見える
（宮澤章二さんの詩「行為の意味」より）

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揺れる想い

♪揺れる想い　体じゅう感じて～　君と歩き続けたい　in your dream♪　（歌：ZARD）

昨晩も寝ている間、ひんぱんに携帯電話に届く緊急エリアメールと実際の揺れのため、目を覚ましました。
そばを見ると、彼がいる。一人じゃない。（注：甥っ子のことね）

きのうは通話も通信もつながりにくく、かろうじてパソコンメールで金沢の義姉と連絡。
その他にも接続可能となるタイミングでメールやりとりができた日本各地の友人・知人。
SMSでドバイから、Facebookでイギリス、アメリカからも安否を気遣うメッセージをもらった。
ブログにコメントを寄せてくださった皆さん、励ましの言葉、ありがとうございました。

今朝は通信状態もかなり回復してきて、実家の両親とも肉声で会話ができました。
日頃から孫（私のところに偶然泊まることになった甥っ子）のことを気にかけている両親、こういう事情とはいえ、運良く彼の声を聞く機会となりました。

二人で朝食を食べ、テレビニュースを付けっぱなしにして、交通機関の運行状況を確認しているうちに彼は眠りに落ちたようです。
最近、仕事が忙しく（新入社員で年明けに念願の部署に異動になったので）残業続きで睡眠不足だったそうで、休息のひとときを過ごしてくれればいいな、と思っています。


眠っている彼を盗撮

今朝出発予定だった北海道旅行。ようやくつながった旅行代理店への電話でキャンセルしました。
この時期限定の流氷が見たかっただけに残念ですが、私には今月、まだまだイベントが控えているのでヘコタレナイのです！
しかし、こうして書いている間もユラユラ揺れています。。

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