鎌形久 写真展

銀座のミニギャラリーめぐり。その２。

先日の品川に続き、Canon Gallery銀座（銀座3丁目、トレランス銀座ビルディング1階）で明日8月12日まで開催している鎌形 久　写真展『カムイ　ミンタラ（神々の庭）』を観てきました。



川の中にカメラを沈め、水面ギリギリの境界で水中と空中の両方を撮る。
上空から向日葵畑を俯瞰する。
動物の真正面からアップで対峙する。
満天の星空を見上げる。

視線（視点）を変えて見てみると、普段は見えないものが見え、思いがけない自然の表情に出逢える。

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タグ：写真 銀座 ギャラリー

柳井信乃 展

銀座のギャラリーＱ（銀座1丁目、楠本第17ビル3階）で現役美大生の作品を紹介した『柳井信乃　展』を観てきました。

銀座、京橋にある10の画廊が集まり、1993年から「新世代への視点－画廊からの発言」というタイトルで展覧会を開催しているとのことで、10回目の今年は12の画廊で個展形式で若手作家の作品を発信しています。



私のアンテナにひっかかったのは多摩美大大学院の絵画専攻日本画領域に在籍中の柳井信乃さん（1979-）の作品。



和紙に岩絵の具で羊や苺を精密に描き、ビーズと細いワイヤーで一つひとつ手作りした蟻を無数に貼り付けてあります。

パネルに丸く開いている穴（羊の鼻腔）に黒い蟻が入り込んでいます。



これから活躍するであろう若手アーティストを見つけ、その成長を見守るのも楽しい。

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タグ：銀座 ギャラリー

人生に乾杯！

東京は、美術館・ギャラリーだけでなく、映画館やコンサートホールも大小充実しています。
全国ロードショー系の有名作品のほか、探すとミニシアターでは隠れた名作、海外の珍しい作品、懐かしい映画を上映していて、大々的な宣伝におどらされず、自分のアンテナにピン！ときたモノにめぐりあえたときの悦びはひとしお。

先日観た『人生に乾杯！』（原題、KONYEC）もそんな良品です。
（2007年、ハンガリー、107分）第38回ハンガリー映画週間　観客賞・部門賞受賞
観た映画館はシネスイッチ銀座（銀座4丁目、和光ウラ通り）



舞台はハンガリー。
80歳と71歳の老夫婦は貧しい年金生活。家賃も滞納したまま返済のあてもなく。二人の出会いのきっかけになった妻のダイヤのイヤリングまでも借金のカタに取られてしまう。
そこで、つつましく生活している高齢者に冷たい世の中に怒りをおぼえた夫は反逆に出る。大切に手入れをしてきた愛車のチャイカ（50年代の車）を20年ぶりに運転し、郵便局に強盗に入る。それもいたって紳士的なやり方で。
はじめは警察に協力的だった妻も夫の頑張る姿に昔の愛しい気持ちを思い出し、夫とともに逃げることに。
幸せになるために勇気をもって立ち上がった老夫婦の行動はヨーロッパの人々に共感を生み、二人の逃避行の結末は思いがけない展開に。。

レトロな雰囲気、思わず口元がゆるむユーモア。心がじーんと温まる、そしてちょっぴり切ない映画です。

「一度、海が見たかった」
奥さんが逃避行の終わりにつぶやく言葉。
島国の日本と違って、ヨーロッパはたくさんの国が陸続きでつながっている。西ヨーロッパはともかく、東ヨーロッパ、旧ソ連は国が最近まで分裂独立があったりして地理的な位置関係がいまいち曖昧。ハンガリーって海に面していない国なのですね。知らないこと、まだまだたくさん。

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タグ：ハンガリー シネスイッチ銀座

美しきアジアの玉手箱

サントリー美術館で開催中のシアトル美術館所蔵　日本・東洋美術名品展『美しきアジアの玉手箱』（LUMINOUS JEWELS, Masterpieces of Asian Art from The Seattle Art Museum）を観てきました。


（17世紀前半、江戸時代の作品『烏図』）
金地に黒のカラスの群れのコントラストが斬新でモダン。

1933年に設立されたシアトル美術館。
離れたところにある東洋の美術品を日本への‘里帰り’の機会に見られるありがたさ。

構成は、美術館の創立者リチャード・フラー氏の個人コレクションにより始まった「日本美術」「中国美術」「韓国美術　その他のアジア美術」
約100件が公開されています。



桃山時代の巨匠・本阿弥光悦の書と琳派の俵屋宗達の画による『鹿下絵和歌巻』（右上はその一部）
のびやかに描かれた鹿の絵の間にしたためられた和歌の文字の筆致も軽快です。

私が気に入ったのは葛飾北斎の『五美人図』（右下の葉書）
異なる装いの女性が縦に流れるような構図で描かれているのが面白い。

【おまけ】
春の企画展『まぼろしの薩摩切子』の展示作品、「紫ちろり」の葉書を8月のトイレアートコーナー（ミニ掛軸）に。



これに日本酒を冷やして飲んだら格別でしょうねぇ。

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タグ：サントリー美術館 東洋美術

六本木 アジア・フェスティバル

（注）実際にはタイトルのようなイベントは開催されていません。あしからず。

二週間近く体調不良でお出かけできる状態でなかったので、だいぶん復調して、きのうは銀座＆渋谷、そして今日は朝から六本木にでかけました。

目的は韓国映画。ミニシアターのシネマート六本木で『イ・ビョンホン祭り』が始まり、週替わりで一本ずつ上映しているのを観るため。
朝、出かける前に洗濯と掃除をしていたらあっという間に時間が過ぎ～。またしても化粧は省略し（日焼け対策だけはバッチリ。日焼けクリーム、サングラス、帽子、手袋、日傘）、通りに出て「タクシー～！」（でもワンメーターで到着だから近い近い）

今日のランチはミッドタウンで。

　

PHO NAMというお店で鶏のフォー。アオザイのおねえさんが案内してくれます。
先日観た国立新美術館の『ルネ・ラリック展』の半券でアイスロータスティー1杯無料サービス。（こういう特典はちゃんと使わないと）

ミッドタウンでも無料で楽しめるスポットはいろいろ。
今日はFUJI FILM SQUAREと和菓子のとらやへ。

とらやでは季節（8月前半）の生菓子を買って、おうちでゆっくりお茶のひととき。



右の「鮮実香・紫」は紫・紅・黄・白の花が球形状に咲く園芸植物、千日草を見立てて作られたそうです。きんとん製で中には御膳餡、中心に黄水羊羹製の角芯が入っています。
左の「水仙水藻の花」は内側の緑餡が外側の葛からほのかに透けて見え、清流にゆらめく藻の花に見立てているそうです。涼しげ～

帰りには食品スーパーPrecceで夕食用にナムルと味付け黒毛和牛をお買い物。
映画でイ･ビョンホンがビビンパをグチャグチャと混ぜていたのが美味しそうだったので。



きのうのローストビーフに続き、‘肉祭り’
パワーをつけて早く風邪を治さないとね。
ベトナム、韓国、というわけで勝手に‘アジア･フェスティバル’気分なのです。

お出かけ記録は明日からボチボチと。

【おまけ】
この三日間の東京の夕方～夜。不気味、怖いです。
金曜の夕方は短時間のゲリラ豪雨。
きのうの夜は突然ドンドンという地響きがするような爆発音。（東京湾花火大会の音でした）
そして、今晩は8時前に部屋がグラグラ。結構大きく揺れた。（震度４の地震）
明日は台風が近づいてくるみたい。大きな災害になりませんように。

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タグ：六本木

有閑マダムの週末

ブログの更新をする意欲がなかなかわかなかったのですが、お出かけする意欲は戻りました。

今日はお昼前から外出！銀座にお出かけでしたのよ、ほほほ。（とマダム気取り）

まずはMIKIMOTOへ。
今はお店の前に東京大学緑地植物実験所で栽培された蓮の花が７種類、涼しげな花を咲かせています。



店内には花が満開になったときの写真パネルが展示されていました。


　蓮といっても種類がいろいろありますね

黒蝶真珠を見せてもらい、しばし贅沢な気分に浸る。（でも、声が相変わらずしゃがれていて全然上品でない）

中央通りを少し行くとYOSHINOYAのショーウィンドーに貼られたSALEの文字につられて店内へ。
ここの靴は履きやすいからたまに買うのですが、洋服も売っているとは知らなかった。その中に私の目をひいたノースリーブのワンピース。あら、いいじゃない。
試着をしても私にジャストサイズ。おまけに40%OFF！というわけでお買い上げ。ワードローブにも新陳代謝が必要ですからね。（正当化）

さぁてランチの時間。でも、今日は食事ではなくスイーツと決めていました。



ずいぶん前にラパンさんに教えてもらったプランタン銀座に入っているアンジェリーナでモンブランを。でも日本向けのデミサイズ。（473円）パリのオリジナルサイズは約1.8倍あるそうです。濃厚なマロンクリームに甘すぎないホイップクリーム、下にしかれたサクサクのメレンゲが抜群。いつかオリジナルサイズを食べてみよう。
イチゴがはいったもの（苺大福のモンブラン版？）やマンゴーモンブランといったアレンジものも美味しそう。
ケーキのお供はホットレモネード。（こちらはCecileさんのアドバイス）

お腹を満たしたあとはギャラリーめぐり。
銀座は画廊や企業のショールームなど、無料で気軽に入れる小さなギャラリーがたくさんあるので、ちょっとした時間にアート鑑賞するにはもってこい。

ブティック部門は閉鎖されましたがコスメティックは引き続き販売しているTHE GINZA。何百本もの口紅サンプルで形作った資生堂のシンボル花椿。



優雅なマダムの気分のまま次に向かったのは渋谷。
若者たちが歩道にひしめき合っている中をマダム気取りの私は東急百貨店本店に急ぎます。
まずは一休み。甘味処の立田野で白玉あんみつでほっとひと息。


（私、赤く着色されたサクランボ、残すことにしています）

催物場でこれも入場無料の写真展を鑑賞し、ザ･ミュージアムに行ったところチケットを買う人たちの列にうんざりして諦めてしまいました。

で、百貨店でタイムサービスの切りたてローストビーフを買って夕食に。



冷蔵庫に冷えていたフランス製のシードルと一緒に。二週間ぶりのアルコール！はい、着実に回復しています。

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タグ：渋谷 銀座

復調の兆し

本日もハスキーヴォイスです。声が太いままだったらどうしよう。。（薬師丸ひろ子ばりのクリアヴォイスが売りだったのに。。）

仕事中は相変わらずリハビリ状態ですが（単なるサボリ？）、18時半に退社する時にはどこかへ寄り道して帰りたい気分に。（でもまだ、お酒を飲む気分ではなく）

で、赤坂通りをテクテク。ＴＢＳ横を通り過ぎ、赤坂中学校沿いの坂道をのぼり東京ミッドタウンへ。（約15分）
サントリー美術館で閉館まで一時間ほどアート鑑賞。そして、Pleats Pleaseでまたしてもお買い物。

ご機嫌になってミッドタウンから麻布十番まで再びテクテク。（約15分）
六本木の交差点そばのペットショップで可愛い子犬たちがスヤスヤ眠っていました。可愛い寝姿。



チワワとダックスフンドの混血（？）が三匹。真ん中の仔犬、こんな格好でも眠れるくらい爆睡状態。目が覚めたらきっと寝違いで首が痛いと思うなぁ。

鳥居坂をくだり麻布十番へ。新一の橋交差点そばで‘ニモ’（カクレクマノミ）を発見。涼しそう。



先月オープンしたアクエリアムのような巨大なアジアン・レストランLimeの入り口でした。

麻布十番から一駅だけ地下鉄で。
久しぶりのウォーキング。そんなに暑くなくて気持ちよかったぁ。
可愛い動物たちに癒されたし。

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