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北京で何食べた? 餃子大王 [旅 大陸中国]

今回の中国紀行はのっけから「何食べた?」シリーズです。

北京での最初の食事(10月18日夕食)は宿泊ホテルそばの餃子大王で。
20111018 5餃子大王1.JPG

出張前にホテルの周辺に何があるかGoogle Mapで調べていたら、周辺の大学やデパート名とともに「餃子大王」という文字を発見。
足の指を骨折して完治しないまま出張メンバーに加わった部下のために、できるだけ歩く距離が少ないホテル前の店は好都合だし、ローカルのお店にも興味津々なので早速トライ!

18時すぎに恐る恐る階段を下りて店内に入ると、まだお客さんの姿はまばら。
入口にいた店員さんに指で3を表し「Three」と人数を告げると、「三名(サンメー)?」と確認される。そうか、中国語でも同じ発音か、と学習。
適当に奥のテーブルにつき、メニューを持ってきてもらった。

そうだ、まずは飲み物だ。
日本だったら「とりあえず、ビール!」ですむところだけど、ここは北京。しかもローカルのお店。店員の女の子は英語がまったく通じない。かわいそうに別の女の子が替わって応対してくれた。
メニューに「啤酒」を見つけ、手持ちのガイドブックで発音(ピージウ)を確認し、またしても指で3を示す。そこで念のためにボトルの大きさをジェスチャーで聞いたり、「とりあえず」のはずがビールを注文するのでさえ一苦労。
ジェスチャーにも限界があり、持ってきたメモ用紙に漢字と絵を書いて筆談もまじえることに。
「啤酒」「先」「持」→「ビールを先に持ってきて」

今度は食べ物。
しかし、そこは本当に地元の人オンリーの店。簡体漢字と数字しか書かれていない。写真なし。
おまけに「猪肉野菜」とかの横に50gといった重さと4.5元、6元という値段がかかれている。どうやって注文すればいいんだろう?
皿の絵の上に餃子のような形を数個並べて描き「何個?」と漢字を添えて聞いたら、店員さんが手の指を広げて「5?」「10?」
推測力をめいっぱい駆使。つまり一皿5個か10個ということかしら。
えぇーい、「10個!」

ようやく店員さんがビールを運んできた時、「ボトルを触ってみて」と確認させようとする。なぜ?
後でわかったことだが、中国では必ずしも冷えたビールが出てくるとは限らず、彼女としては「ほら、ちゃんと冷たく冷えているでしょ!」と自慢したかったのかも。
出てきた燕京鮮啤で乾杯した一口目のおいしかったこと。プハー!

20111018 5餃子大王2.JPG

出てきたのは全部茹で餃子。
これも後でわかったことだが、メニューに値段が二つ書いてあるのは茹で餃子と焼き餃子。焼きのほうが少し高い。
タレを入れる小皿がなかったので手で丸い皿の形を表現すると、ステンレスのボールに餃子の茹で汁を持ってきた。
通じなかったが、近くのテーブルに小皿があったので取りに行って自己解決。

苦労して注文を終え食べ始めましたが、これで終わったわけではありません。
しばらくすると、店員の女の子が私に近づいてきて(注文のやりとりをすべてやっていたのが私だったから)、メモ用紙に「送可楽或雪碧」と書いた。何かOR何か?
私が「わからない」と英語と表情で伝えると、今度は「不要銭」と書いた。お金が要らない?
何が言いたいの?
さらに「総(簡字)共点了30个(個)餃子」と数字入りだ。

ここで部下がひらめいた。
「たしか雪碧は炭酸のSpriteのことだと思う。だとしたら可楽はCokeのことでは?」
そうか、どっちかを無料であげるということか。餃子を全部で30個注文したからサービスだ。
筆談とジェスチャーのコミュニケーションがどんどん円滑になってきた。

20111018 5餃子大王3.JPG
長ネギがたっぷり入って美味しい。黒酢にラー油でタレ調合。

初っ端から体当たりのローカルレストラン体験。
こうして私のチャレンジとサバイバル中国語学習が始まったのでした。

【餃子大王での夕食】
茹で餃子3種類(猪肉野菜、羊肉冬瓜、蟹柳)@4.5元/一皿5個×2
八宝菠菜(青菜とピーナッツのニンニク炒めの涼菜)10元
ビール(燕京鮮啤) @6元×3
合計55元 (約700円、RMB1=約13円) これ三人分の値段ですよ。
※チップは不要

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タグ:北京 餃子
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