SSブログ

北京で何食べた? 胃休め [旅 大陸中国]

北京滞在4日目、10月21日(金)。

そろそろ中華にも飽きてきて、洋メシが恋しくなってきた。
さらに、この日は一箇所目の仕事のとりまとめの日でランチは手早くすませたかったので、出張先ビル内のFirstar Coffee(浮士徳咖啡、中関村融科資訊中心A座1階)というカフェで食べることにした。

恒例の食べる前の写真撮影。
この頃には、上司が気を遣って「これも一緒に撮ったらどう?」とか、私が撮影を終えるまで箸をつけるのを待ったり、妙な学習効果が表れていました。

20111021 6FirstarCoffeeランチ.JPG

ほうれん草とベーコンのスパゲティ(菠菜咸肉面)とカフェラテ(掌鉄 中杯)。
一緒に写したショルダーバッグは龍虎デザイン。中国出張ということで選びました。


何とか一つ目の仕事を終えて、花金(死語?)の夕食。
私は前日から決めていた「ラーメンを食べに行くつもりです」と申し出ると、上司と部下がもれなく付いてきた(笑)

20111021 7面愛面ディナー.JPG

すでにお馴染み、ホテル隣の当代商城7階で見つけた面愛面で、野菜とんこつラーメン(蔬菜骨湯面)とあずきコーヒー(紅豆咖啡)を注文。
二食続けての麺類だったけど、ずっと食べ過ぎていたから胃を休めたかったんですよね。
しかし、出てきたラーメンの麺はクタクタに茹ですぎ。いつもは全部ペロリと平らげる私でも、珍しく3分の1くらい残してしまった。
あずきコーヒー。完全に興味本位のオーダーでしたが、そこそこイケました。

【Firstar Coffeeでの昼食】
菠菜咸肉面 @31元(約400円)
掌鉄 中杯 @25元(約320円)
合計56元(約720円) 洋モノは高い。

【面愛面での夕食】
蔬菜骨湯面 @19元(約240円)
紅豆咖啡 @10元(約130円)
合計29元(約370円) 花金にしては質素ね。  

ランキング参加中。よろしければポチッとクリックお願いしま~す→ にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへにほんブログ村 グルメブログへ

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

美とは何か [学び]

今日は会社をベルサッサ(死語?) 終業時のチャイムが鳴ると同時に退社したってことね。
丸の内で開催の社外講演会を受講するため。
慶應丸の内シティキャンパス主催の「夕学五十講」の2011年後期「時代の“潮流と深層”を読み解く」、テーマ「感性と身体知を磨く」の第8回。
講師は画家であり京都造形芸術大学学長の千住博さん。タイトルは「美とは何か」

詳しいレポートは会社に提出しなければならないけれど、ブログには簡単に印象に残った内容を書きとめておこうと思います。

●まずは「和」とは何か。
「和風」という言葉で表現されるもの。和風パスタというと、スパゲティの上に納豆やタラコ、きのこなどがのっている。
宗教でも、日本人は神社に初詣に出かけ、教会でウエディングを挙げ、お盆でご先祖を迎え、クリスマスを楽しみ、お葬式には仏教のお経を唱える。
全く異なるもの(異質のもの)がある枠組み(約束事)の中で調和(ハーモニー)を奏でるのが日本の特徴。すなわち「和」

芸術もこの力学によって成立している。
音楽は異なる楽器が指揮者のもとに一つのハーモニーを作り出し、建築は鉄・木・石といった異質な素材を組み合わせて一つの構造物を完成させる。

つまり、日本は「和」の国であり「藝術」の国。

●では、「藝術」とは何か。 ※千住さんは「藝」であって「芸」ではないと区別されます。
“こいつとはわかりあえない”という不特定多数の人々に向けたコミュニケーション。どうにかして分かり合おうとするプロセス。
「私はこんな作品を作りました。いかがでしょうか?」と問いかける行為とのこと。
平たく言うと、「仲良くやる知恵」「平和を作り出す行為(Peace making process)」だそうです。

imaginationをcommunicationするのが人間。
芸術的な発想=人間的発想。

●最後に、「美」とは何か。
生きていて良かったと思える感動。豊かさを感じるもの。五感を通して感じる生きている喜び。
美味しいものを食べたときに幸せに感じるのも美の一つ。

美的行為(芸術的な行為)は人間の歴史以前に始まり、原人・旧人は洞窟に絵を描き、お墓に遺体とともに花を一緒に埋葬し、石や貝殻で作ったビーズの首飾りを身に着けた。


質疑応答からもキーとなる概念が語られた。
千住さんは講演の冒頭に「コミュニケーション(対話)の中から何かが生まれると思っているので、どんな質問でも意見でもたくさん言ってほしい」とおっしゃいました。

●デジタルとアナログのバランス感覚を大切にしたい。どちらかに偏るのではなく共生・共存していこう。
20世紀は高度成長、モダニズムの時代で計算できること(数値化できるもの)に価値をおいた。
21世紀の現在とこれからは、数値で測れないもの(夢、愛など)や人間の力で制御できないもの(自然の力)についてもう一度思い起こすことで次の展開が開ける。
自然の中で生きていることの素晴らしさ、怖さを再認識する時期。

●「感性(個性)を磨く」にはどうしたらいいか。
好き嫌いをはっきりさせる。
混沌の中から秩序(序列)をつけて省いていく(削ぎ落としていく)と個性が出てくる。

●藝術の役割
モノとモノ、人と人をつないでいく。
目に見えないものを見えるようにする。


大好きな千住博さん。
甘いマスクと穏やかな声にうっとりと聞いていると、一瞬眠りに落ちてしまった。

【おまけ】
講演終了後、会場ロビーで販売されていた書籍のうち二冊を買いました。
20111109 美とは何か.JPG

イッセイさんのPLEATSといい、私、ほれた男性には貢いでしまう性分です。。

ランキング参加中。よろしければポチッとクリックお願いしま~す→ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへにほんブログ村 ライフスタイルブログへ

タグ:芸術 講演会
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。