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関市から岐阜市へドライブ [旅 東海]

関市刀刃物の鋳造で栄えたという歴史をもつ町らしく、市内を通ると貝印カミソリやフェザーの看板を目にしました。

ひょんなことから鍋屋バイテック会社の社員の方のご厚意で岐阜駅まで車で送ってもらうことになり、思いがけず観光ドライブ。車中、いろいろお話をお聞きできました。
(鍋屋バイテックの創業は1560年!織田信長と今川義元の桶狭間の合戦の時代に鋳造業を始めた会社だそうです)

岐阜市と言えば、岐阜城と長良川の鵜飼。

JRの駅構内に大きなステンドグラス 20090613 岐阜駅.JPG

車窓からも金華山山頂に建つ岐阜城が見えました。大学生の頃に一度だけロープウェイに乗って登ったことがありますが、それ以来。

20090613 岐阜城.JPG

ちょうど今は鵜飼のシーズン。長良川には観覧船が何艘も停泊しています。

20090613 長良川 鵜飼船.JPG

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タグ:観光 岐阜市
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篠田桃紅 光のあしらい [アート&デザイン]

関市立篠田桃紅美術空間でゆっくり時間を過ごし、次に向かったのは岐阜現代美術館
(タクシーで約15分)

20090613 3岐阜現代美術館.JPG

鍋屋バイテック会社の関工園内に1992年に建てられた円筒型ドームの建物は1993年度「日経ニューオフィス推進賞」を受賞した素敵な空間。

20090613 3篠田桃紅 光のあしらい2.JPG

和紙を使った行灯式の展示用衝立。プールの水面を背景に吹き抜けの空間ではコンサートも催されるそうです。

美術空間とともに篠田作品を定期的に替えて展示。訪問時の展示は『光のあしらい』

20090613 3篠田桃紅 光のあしらい.jpg

篠田さんのエッセイに書かれた一節。
「美濃という古い岐阜の地名が好きだ。美しく濃いという字が私にすぐ墨を連想させる」
墨の濃淡に金泥、銀泥、朱、緑青で色をさすことで光と彩りが加えられ、画面に絶妙のバランスが生まれ、より一層作品がひきしまるような感じです。


実は今回の訪問では偶然が重なりました。
タクシーで到着したのですが、場所がわからず、とりあえず敷地の奥の入り口が開いている建物があったので降ろしてもらい、恐る恐る入り口から「こんにちは~」と声をかけ、中から出てきてくれた鍋屋バイテックの社員の方に「美術館に行きたいんですが…」とたずねると「ご案内しますよ」と快く敷地入り口脇にある場所まで連れて行ってくれたのです。(人がいるところで降ろしてもらってよかったぁ)

美術館そばに行くとゲートが閉まっていて「休館みたいですねぇ」
私「えぇ~、私、わざわざ東京から来たんです!」
社員「ちょっと事務所で聞いてきますね」
しばらしくして別の男性社員と女性社員も出てきてくれて「今日は臨時休館なんですが、開けますよ」と鍵を開けてくれました。(ほっ)
そういうわけで私一人のために開けてもらい、貸切状態で鑑賞できました。感激。

女性社員の方に帰りのタクシーのために電話番号を聞いたところ、美術館で鑑賞中の私のところに男性社員の方が戻ってきて「私はこのあと岐阜に行くので、よろしかったらお送りしますよ」感謝。
その方いわく、その日は会社の催しがあってたまたま社員が出社していて、かつ、私がタクシーで入ってきた際にすれ違いで目撃した社長が事務所に電話をし「きっと美術館に来られたお客さんだろうから、開けてあげなさい」と連絡を入れてくれていたとのこと。感動。

すべてがありがたく運んで嬉しい驚きです。そうでなければ私は失意のうちに帰るはめになっていたのですから。素敵な出逢いに感謝です。

私が訪れた数日後、6月16日に篠田作品をコレクションされた鍋屋バイテックの岡本太一会長(岐阜現代美術財団理事長)が肺がんで亡くなったことを昨日知りました。心からご冥福をお祈りします。

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萌し いのち満つるかたち [アート&デザイン]

岐阜県の関市役所本庁舎7階にある関市立篠田桃紅美術空間
(関市役所前まで名古屋から高速バスで一時間半)

96歳になった現在も、墨を用いて抽象作品を描き続ける篠田桃紅(しのだとうこう)さん。(1913年-)
父親が岐阜市出身、祖母が関市出身ということで、岐阜県にゆかりのある芸術家。関市に本社がある鍋屋バイテック会社が所蔵する篠田作品を借りて展示するための空間として2003年5月に開設されました。

今回、名古屋行きを決めるにあたり、前々から訪れたかった篠田桃紅作品がまとめて展示されている関市へも足を延ばすことにしたのです。

20090613 2篠田桃紅美術空間  萌し.jpg

開催中の企画展は、ものの生命が芽吹く春がテーマ。『萌し(きざし) -いのち満つるかたち-』
季節の移り変わりのふと消えるそこはかとない気配、匂やかな兆しを水墨で表現。

私が彼女の作品を知ったのはいつか、どこかは忘れましたが、墨と和紙という日本的で古い材料を使いながらもシンプルでモダン、西洋の匂いがする新しい感覚の作品にはじめて見たときから魅せられたのです。

深閑とした美術空間でじっくりと作品と向き合う。
大学の卒業旅行で訪れたパリのポンピドゥセンターで、当時大好きだったミロの作品を眼前にして涙が出そうになったときのように、今回もようやく逢えた悦びに胸に熱いものがこみあげてきました。

墨の濃淡、にじみ、かすれ、筆致の強弱。リズムとアクセント。絵画でありながら音楽的でもあります。

彼女の作品は彼女の考え方、生き方をも表しているようです。
作品に使われる色は限られています。墨(黒、グレー)、胡粉(白)、朱、緑青、金泥、銀泥。
彼女は言います。
「白と黒の対決的で厳しい緊張感に耐えられなくて息をつきたい時に私は色を入れます」
「想像力と創造力が刺激されて観ることが楽しくなってくる抽象が好き」
「もう少し書きたいところでやめる。やめることはとても難しいけれど、完璧なものは窮屈でしょう。人だってそうです。そつがない人は息が詰まります。どこか気楽さがあると最高です」

引き算の美。
意思の強さ、潔さ。高齢になっても衰えない斬新さ。作品イメージ同様、凛とした佇まい、背筋をピンと伸ばした粋で美しい着物姿にも憧れます。

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名古屋モード学園スパイラルタワー [建築&インテリア]

6月13日(土)の朝、岐阜県関市に向かうため名鉄バスセンターに向かう。
センターの向かい側に変わったビルを発見。

20090613 名古屋モード学園ビル.JPG

専門学校の名古屋モード学園の校舎。

東京(西新宿)のコクーンタワー、大阪(西梅田)の三角と四角が合体した校舎。
そして、名古屋はスパイラルタワー
さすが建築もモードです。

ファッション系のモード学園と同じグループのIT系専門学校HAL。IBMの上を行こうとアルファベットの一つずつ前の文字をとって命名したそうです。

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タグ:建築 名古屋
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創立250周年記念 ウェッジウッド [アート&デザイン]

先週末、名古屋へ向かう途中に新幹線で静岡駅に途中下車。

駅前の静岡アートギャラリー『創立250周年記念 ウェッジウッド -ヨーロッパ陶磁器デザインの歴史-を鑑賞してきました。

20090612 ウェッジウッド1.jpg
(1795年頃、プリンス・オブ・ウェールズの壺)

展示構成は
I. 初期ウェッジウッド
1759年、ジョサイア・ウェッジウッド1世(1730-1795)が陶器工房を設立してから今年で250年。
ウェッジウッドの代表的な模様、素地などをじっくり見られます。
Jasper(ジャスパー):酸化金属の着色原料を粒子の細かい白色土の中に混ぜ込んで高温で30時間かけて焼成。透きとおるような薄さの白いレリーフをカメオ風に焼き付けた無釉の硬性炻器。優しいペールブルーがおなじみです。
Ulander(ユーランダー):1903年、ルーズベルト米大統領の時代にホワイトハウスからの特注依頼で制作したボーンチャイナ。ゴージャスな金彩のユーランダー模様と微妙な濃淡のブルーのパウダー仕上げの気品を感じる器。

20090612 ウェッジウッド6.JPG 会場入り口にセッティングされたユーランダー

ジョサイア・ウェッジウッドはマーケティング戦略に長けた人でもあり、商品カタログを発行したり、富裕層に認知されるためにロンドンにショールームを開いたり、展示会開催時に招待状を送ったり、ブランドイメージの向上につとめました。

II. ウェッジウッドと王室
エリザベス女王の誕生日、戴冠記念、チャールズ皇太子の結婚記念など、王室の慶事を記念するマグカップを製作。次の慶事はウィリアム王子の結婚でしょうか?

III. ウェッジウッドのデザイン
クリームウェア、ジャスパー、ブラック・バサルト、ボーンチャイナの素地の紹介。
ハイヒール・シューズのかかと部分がジャスパーになったものやカメオの上着のボタン、ベルト・バックルなどファッションに使われたもの、チェスの駒などの展示。
中村卓夫氏とのコラボレーション、「ジャパネスク」(書道、茶道、華道をテーマにしたプロダクト)も展示されていました。

IV. 食卓のウェッジウッド

20090612 ウェッジウッド2.jpg

イングランドのストーク・オン・トレントにあるウェッジウッド美術館、ノッティンガム城美術館、駐日英国大使館などが所蔵の約250点をたっぷり堪能しました。

イギリスにいた時にストーク・オン・トレントを訪れたいなと思っていましたが叶いませんでした。いつか。
そう言えば、ウィンブルドン選手権の季節です。懐かしいなぁ、(しばし感慨にふける)

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Pringles ビーフケバブ [定点観測 KitKat & more]

ようやくブログの更新が日常の生活においついてきました。

おなじみ期間限定スナック。
今回のPringlesトルコ屋台のビーフケバブ

20090615 Pringlesビーフケバブ.jpg

コンソメビーフ味のポテトチップスとどこが違うか?
ま、そんなこと別に構わないんですけどね、おいしければ。

さて、今度は東海の旅の記録をつづります。

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Batchelors Savoury Rice [レストラン&フード]

食の記録。

友人のMeiちゃんと5月に会った時、イギリスのお土産としてくれたのがBatchelorsSavoury Rice
いわゆる味付け米。即席炒飯用のお米。チキン味とマッシュルーム味をもらいました。

20090510 SavouryRice3.jpg

調理方法は簡単。
フライパンに具入りの味付け米を入れ

20090510 SavouryRice1.jpg

お湯を注いで20分くらい水分がなくなり米がやわらかくなるまで煮るだけ。

20090510 SavouryRice2.jpg

薄味好きの私にはちょっと濃い目の味付け。薄焼き卵でくるんでオムライスにすればいいかも。

こういう商品があるのを初めて知りました。Batchelorsと言えば即席カップスープしか知らなかったので。

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