霧島観光 [旅 九州]
鹿児島県の旅の最終日は定期観光バスに乗っての霧島観光
夜と朝の二回、温泉で疲れを癒した霧島いわさきホテル前からバスは出発し、三時間半で名所をめぐって鹿児島空港に到着するという最適のコースです。
最初に訪れたのは霧島神宮
創建は540年、祭神は天孫降臨神話の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)。天皇家の祖先、天照大神の孫にあたることから天孫。
絢爛たる朱塗りの本殿などから西の日光(東照宮)とも称せられるとのこと。
バスは高原の坂道をアップダウン。次の目的地は高千穂河原。
この時期(5月中旬)の霧島山系は斜面一帯がミヤマキリシマのピンク色で覆い尽くされます。よーく見ると高千穂峰の斜面もピンクがかっています。
手前の花もミヤマキリシマ。少し青みが入ったピンク色の花。意外と小さい。
ここでこぼれ話。
坂本龍馬と妻のお龍は日本で初めて新婚旅行をしたそうです。その訪問地が霧島。高千穂峰も登ったとのことです。
最後はえびの高原。
韓国(からくに)岳、白鳥(しらとり)山、甑(こしき)岳に囲まれた高原。標高約1200m。(秋になるとススキが赤くエビ色になることから名前がついた)
正面の山が霧島火山群の中で最高峰の韓国岳、1,706m。
鹿児島空港で見かけた植物。見た目のとおり名前はブラシの木。
清清しい、心と身体をリフレッシュできたいい旅でした。
【おまけ(鹿児島土産)】
手前はさつま揚げ
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夜と朝の二回、温泉で疲れを癒した霧島いわさきホテル前からバスは出発し、三時間半で名所をめぐって鹿児島空港に到着するという最適のコースです。
最初に訪れたのは霧島神宮
創建は540年、祭神は天孫降臨神話の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)。天皇家の祖先、天照大神の孫にあたることから天孫。
絢爛たる朱塗りの本殿などから西の日光(東照宮)とも称せられるとのこと。
バスは高原の坂道をアップダウン。次の目的地は高千穂河原。
この時期(5月中旬)の霧島山系は斜面一帯がミヤマキリシマのピンク色で覆い尽くされます。よーく見ると高千穂峰の斜面もピンクがかっています。
手前の花もミヤマキリシマ。少し青みが入ったピンク色の花。意外と小さい。
ここでこぼれ話。
坂本龍馬と妻のお龍は日本で初めて新婚旅行をしたそうです。その訪問地が霧島。高千穂峰も登ったとのことです。
最後はえびの高原。
韓国(からくに)岳、白鳥(しらとり)山、甑(こしき)岳に囲まれた高原。標高約1200m。(秋になるとススキが赤くエビ色になることから名前がついた)
正面の山が霧島火山群の中で最高峰の韓国岳、1,706m。
鹿児島空港で見かけた植物。見た目のとおり名前はブラシの木。
清清しい、心と身体をリフレッシュできたいい旅でした。
【おまけ(鹿児島土産)】
手前はさつま揚げ
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霧島アートの森 [アート&デザイン]
屋久島を飛び立ち鹿児島空港に到着。そのまま路線バスとタクシーを乗り継いで鹿児島県霧島アートの森へ向かいました。
霧島連山の北に位置する自然に囲まれた野外美術館です。
メインゲートで草間彌生さんの作品『シャングリラの華』がお出迎え。
生命・魂・希望を表現
アートホールへのアプローチは新緑のグリーンがまぶしい。
ホールの中に入ると同じく草間さんの巨大なハイヒール作品が展示されています。
カフェのテラスから屋外展示をながめながら、まずはお茶休憩。
広々とした芝生にアート作品が点在しています。
私も作品の一部になっています。探してみてください。
チェ・ジョンファ『あなたこそアート』
ダニ・カラヴァン『ベレシート(初めに)』
森の中に入っていくと藤浩志の『犬と散歩』の犬が数ヶ所にいます。
地面だけでなく木の上を見上げても作品が。
鹿児島のさつま芋の葉の形をしたフレームにステンドグラス。藍色は薩摩切子の色彩を取り入れたもの。
タン・ダ・ウ『薩摩光彩』
一番見たかった作品がこちら。アントニー・ゴームリーの『インサイダー』
樹林の中に木の幹や枝と同じくらい細い鉄製の人物彫刻。異なるポーズで立つ5体をまるでかくれんぼしているかのように見つける楽しさ。
22点の野外展示作品のほか、ホールでも充実した屋内展示作品が見られます。
ニキ・ド・サンファル『青色のドーン』、舟越桂『雲の庭』、オノ・ヨーコ『絶滅に向かった種族2319-2322』、佐藤忠良『帽子・夏』など。
機会があれば再び訪れたい素敵なアートの森です。
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霧島連山の北に位置する自然に囲まれた野外美術館です。
メインゲートで草間彌生さんの作品『シャングリラの華』がお出迎え。
生命・魂・希望を表現
アートホールへのアプローチは新緑のグリーンがまぶしい。
ホールの中に入ると同じく草間さんの巨大なハイヒール作品が展示されています。
カフェのテラスから屋外展示をながめながら、まずはお茶休憩。
広々とした芝生にアート作品が点在しています。
私も作品の一部になっています。探してみてください。
チェ・ジョンファ『あなたこそアート』
ダニ・カラヴァン『ベレシート(初めに)』
森の中に入っていくと藤浩志の『犬と散歩』の犬が数ヶ所にいます。
地面だけでなく木の上を見上げても作品が。
鹿児島のさつま芋の葉の形をしたフレームにステンドグラス。藍色は薩摩切子の色彩を取り入れたもの。
タン・ダ・ウ『薩摩光彩』
一番見たかった作品がこちら。アントニー・ゴームリーの『インサイダー』
樹林の中に木の幹や枝と同じくらい細い鉄製の人物彫刻。異なるポーズで立つ5体をまるでかくれんぼしているかのように見つける楽しさ。
22点の野外展示作品のほか、ホールでも充実した屋内展示作品が見られます。
ニキ・ド・サンファル『青色のドーン』、舟越桂『雲の庭』、オノ・ヨーコ『絶滅に向かった種族2319-2322』、佐藤忠良『帽子・夏』など。
機会があれば再び訪れたい素敵なアートの森です。
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屋久島 ウミガメの産卵 [旅 九州]
屋久島で思いがけない体験ができた。
ウミガメの産卵を見ることができたのです。
屋久島の北西部の永田浜(前浜・いなか浜・四ツ瀬浜)は北太平洋最大のアカウミガメの産卵地で、保護のため、2002年に霧島屋久国立公園に指定され、2005年にラムサール条約湿地に登録されました。
日本で生まれたウミガメは太平洋で回遊生活を送ったあと日本近海で暮らします。親ガメになるのに30年ほどかかると言われ、産卵のときだけ砂浜に上陸します。
夜の永田浜では4月下旬~8月上旬にウミガメが産卵のために上陸し、7月上旬~9月下旬には地熱で温められ約45日~75日で孵化した子ガメが巣穴から這い出し海に向かいます。
屋久島に上陸するのは主にアカウミガメとアオウミガメでほとんどがアカウミガメ。
(アカウミガメは頭が大きく、右肢と左肢を交互に動かして進む)
縄文杉登山のガイドの奥さんに夜8時ごろにうみがめ館まで送ってもらい、ウミガメ観察会で産卵の観察にあたってのレクチャーを受ける。
・ウミガメは人工的な光に敏感に反応するためカメラやケータイでの撮影は禁止
・上陸しても、人の気配に気づいたり、穴が掘りにくかったら産卵をあきらめて海に戻る
・砂浜を人がむやみに歩くと踏み固められてカメが穴を掘りにくくなったり、卵が踏まれてしまうことがあるので、産卵期や孵化期には砂浜に立ち入ってはいけない
・ウミガメは動揺しやすい生き物なので触らない
注意事項を聞きながら砂浜で監視しているボランティアの方からの無線連絡を受け、ウミガメが穴を掘り終わり、産み始めたと同時に観察のために浜へ移動。
産卵中のお母さんガメには申し訳ないのですが、卵を産み落とすお尻の部分を灯りで照らし、5人ずつ囲んで産卵の様子を見学。一個だけ出てくるときもあれば、ピンポン玉をひとまわり大きくしたような丸い卵が一度に数個続けて落ちてくることも。一回の産卵で百個ほど産むそうで、上陸回数も産卵時期に3回とのこと。
興味深いのが人間と同じように、初産のお母さんガメは産卵の体勢をとってから産み落とすまでに時間がかかり、実際に私が見たアカウミガメはあまりに時間がかかって疲労をおぼえたのか途中で動きが止まり静かになったと思ったら目を閉じて眠っていました。再び産む体勢に戻ると、出産婦がいきむようにふーっ、と大きな鼻息。大仕事です。
屋久島ではカメの肢にチップをはめこんで生態観測をしており、この初産アカウミガメにもレンジャーの方が産卵の最中でしたがチップを装着し、体長を測定したりしていました。
産卵を終えると四肢を使って卵の上にやさしく砂をかけ平らにならし、表面を整えると方位磁石があるかのように体の向きを変えて海のほうへ這っていくのです。
産み始めの観察から姿を見送るところまで時間にして一時間あまり。
思いがけない感動のスペクタクルを見る機会が持ててラッキーでした。
【おまけ(屋久島土産)】
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ウミガメの産卵を見ることができたのです。
屋久島の北西部の永田浜(前浜・いなか浜・四ツ瀬浜)は北太平洋最大のアカウミガメの産卵地で、保護のため、2002年に霧島屋久国立公園に指定され、2005年にラムサール条約湿地に登録されました。
日本で生まれたウミガメは太平洋で回遊生活を送ったあと日本近海で暮らします。親ガメになるのに30年ほどかかると言われ、産卵のときだけ砂浜に上陸します。
夜の永田浜では4月下旬~8月上旬にウミガメが産卵のために上陸し、7月上旬~9月下旬には地熱で温められ約45日~75日で孵化した子ガメが巣穴から這い出し海に向かいます。
屋久島に上陸するのは主にアカウミガメとアオウミガメでほとんどがアカウミガメ。
(アカウミガメは頭が大きく、右肢と左肢を交互に動かして進む)
縄文杉登山のガイドの奥さんに夜8時ごろにうみがめ館まで送ってもらい、ウミガメ観察会で産卵の観察にあたってのレクチャーを受ける。
・ウミガメは人工的な光に敏感に反応するためカメラやケータイでの撮影は禁止
・上陸しても、人の気配に気づいたり、穴が掘りにくかったら産卵をあきらめて海に戻る
・砂浜を人がむやみに歩くと踏み固められてカメが穴を掘りにくくなったり、卵が踏まれてしまうことがあるので、産卵期や孵化期には砂浜に立ち入ってはいけない
・ウミガメは動揺しやすい生き物なので触らない
注意事項を聞きながら砂浜で監視しているボランティアの方からの無線連絡を受け、ウミガメが穴を掘り終わり、産み始めたと同時に観察のために浜へ移動。
産卵中のお母さんガメには申し訳ないのですが、卵を産み落とすお尻の部分を灯りで照らし、5人ずつ囲んで産卵の様子を見学。一個だけ出てくるときもあれば、ピンポン玉をひとまわり大きくしたような丸い卵が一度に数個続けて落ちてくることも。一回の産卵で百個ほど産むそうで、上陸回数も産卵時期に3回とのこと。
興味深いのが人間と同じように、初産のお母さんガメは産卵の体勢をとってから産み落とすまでに時間がかかり、実際に私が見たアカウミガメはあまりに時間がかかって疲労をおぼえたのか途中で動きが止まり静かになったと思ったら目を閉じて眠っていました。再び産む体勢に戻ると、出産婦がいきむようにふーっ、と大きな鼻息。大仕事です。
屋久島ではカメの肢にチップをはめこんで生態観測をしており、この初産アカウミガメにもレンジャーの方が産卵の最中でしたがチップを装着し、体長を測定したりしていました。
産卵を終えると四肢を使って卵の上にやさしく砂をかけ平らにならし、表面を整えると方位磁石があるかのように体の向きを変えて海のほうへ這っていくのです。
産み始めの観察から姿を見送るところまで時間にして一時間あまり。
思いがけない感動のスペクタクルを見る機会が持ててラッキーでした。
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東海へ出かけています [旅 東海]
屋久島 白谷雲水峡 [旅 九州]
登山2日目。
前日は小屋に到着と同時に雨が強く降りだし、夜中は風の音が聞こえるくらい荒れた天気。数日の好天候で白谷雲水峡の苔が乾燥してカラカラだとのことだったので恵みの雨。
そして朝には晴れていた。なんてついているのでしょう。(日頃の行いがいいおかげ?)
7人くらい横になるといっぱいになるくらいの小屋の板の間。寝るときは床に薄いマット(銀色の幅約50㎝)を敷き、シュラフに入って蓑虫のように眠りますが、硬い床で体が痛くて夜中に何度も寝返りを打ち目が覚めた。早朝5時前には起床。
小屋には電気はないのでヘッドランプ(オレンジの帽子に付けてある)で明かりをとります。
朝食はイギリス食パンにマーガリンとハチミツを塗って、コーンスープとタンカンで軽く。
6時半すぎには小屋を出発。なんとか筋肉痛なしで登山2日目を始められました。
赤茶色のヒメシャラの木に別の木がくい込む
前日歩いた道を引き返し、トロッコ軌道の途中、楠川分岐で白谷雲水峡の方面へ向かいます。
所々に目印のピンクのリボン
岩の上であろうと根っこを這わせて木は生き続けます。
食虫植物マムシソウ
辻峠から登山道をあがった太鼓岩からの雄大な景色。安房川(左側)と小杉谷渓谷を見下ろし、正面には屋久島の山々を一望できます。(標高約1000m)
一緒に登った友人、ガイドさんと
山にはサクラツツジの淡いピンク色があちこちで咲いていました。
前夜の雨でようやく潤った杉苔。真ん丸い水滴をためて乾きを癒しています。
苔ワールドのクライマックス、もののけ姫の森に到着です。
本当はもっと森閑とした雰囲気。苔の湿り具合が足りないのが残念。
13時半、遅い昼食をとったのはさらに下った白谷小屋の近く。山菜おこわと冷やしそうめん&讃岐うどんの付け麺です。
近くまでヤクシカが寄って来ました
食事を終えて5分ほど歩くと、くぐり杉の場所に。
倒れた屋久杉の上にもう一つの杉が生え、倒木が朽ちてなくなり空洞となったため人がくぐれます。
緑の苔に覆われた石たち。もののけ姫に出てくるコダマが隠れていそうです。
自然の石が敷かれた楠川歩道で愛らしい立浪草を発見。
さつき吊橋を渡り飛流おとしを見たら登山のゴール、白谷入口はもうすぐ。(15時すぎ到着)
県道から宮之浦のながめ
一泊二日の登山。お疲れさまでした~
【おまけ(登山トレッキングの準備と心得)】
●服装:
・歩きやすいシューズ(私は底が厚めのウォーキング用)。足首を覆う登山靴が最適。
・ストレッチ性のズボン。足を上げ下ろしするためゆとりがあるほうがいい。
・長袖シャツ。半袖と重ね着すると暑い時に脱げる。バンダナを首に巻いていると汗を吸収してくれる。
・雨具。私は防水性のあるウィンドブレーカーにゴルフ用合羽ズボンを持参。
・帽子。日除けのほか少々の雨はしのげる。
・軍手。岩などにつかまりながら歩くので便利。手の日焼け予防にもなる。
●持ち物:
・シュラフ、マット、ヘッドランプ。(レンタル品)
・水ペットボトル500mlを1本。途中の沢などで補給。小腹がすいた時用のおやつ。私は小さい羊羹、ドライマンゴーなどを持参。干し梅の酸味も疲れをとってくれる。
・リュックサック。雨具や弁当、おやつ、予備のトイレットペーパーなどを入れるため少し大きめのほうがいい。
●心得:
・歩き始め、途中の休憩時、夜寝る前にはストレッチを十分に行う。ケガ防止と筋肉の疲労回復に効果あり。
・ゴミは持ち帰る。植物は持ち帰ってはいけない。
・動植物を大切に。ヤクシカなどに餌をやってはいけない。杉の皮を剥いだり、登ってはいけない。
・ずっと歩きづめよりも時々休憩をとりながらのペース配分。
体力のある時に登っておいて正解でした。もし次回行く機会があればヤクスギランドに行ってみたい。
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前日は小屋に到着と同時に雨が強く降りだし、夜中は風の音が聞こえるくらい荒れた天気。数日の好天候で白谷雲水峡の苔が乾燥してカラカラだとのことだったので恵みの雨。
そして朝には晴れていた。なんてついているのでしょう。(日頃の行いがいいおかげ?)
7人くらい横になるといっぱいになるくらいの小屋の板の間。寝るときは床に薄いマット(銀色の幅約50㎝)を敷き、シュラフに入って蓑虫のように眠りますが、硬い床で体が痛くて夜中に何度も寝返りを打ち目が覚めた。早朝5時前には起床。
小屋には電気はないのでヘッドランプ(オレンジの帽子に付けてある)で明かりをとります。
朝食はイギリス食パンにマーガリンとハチミツを塗って、コーンスープとタンカンで軽く。
6時半すぎには小屋を出発。なんとか筋肉痛なしで登山2日目を始められました。
赤茶色のヒメシャラの木に別の木がくい込む
前日歩いた道を引き返し、トロッコ軌道の途中、楠川分岐で白谷雲水峡の方面へ向かいます。
所々に目印のピンクのリボン
岩の上であろうと根っこを這わせて木は生き続けます。
食虫植物マムシソウ
辻峠から登山道をあがった太鼓岩からの雄大な景色。安房川(左側)と小杉谷渓谷を見下ろし、正面には屋久島の山々を一望できます。(標高約1000m)
一緒に登った友人、ガイドさんと
山にはサクラツツジの淡いピンク色があちこちで咲いていました。
前夜の雨でようやく潤った杉苔。真ん丸い水滴をためて乾きを癒しています。
苔ワールドのクライマックス、もののけ姫の森に到着です。
本当はもっと森閑とした雰囲気。苔の湿り具合が足りないのが残念。
13時半、遅い昼食をとったのはさらに下った白谷小屋の近く。山菜おこわと冷やしそうめん&讃岐うどんの付け麺です。
近くまでヤクシカが寄って来ました
食事を終えて5分ほど歩くと、くぐり杉の場所に。
倒れた屋久杉の上にもう一つの杉が生え、倒木が朽ちてなくなり空洞となったため人がくぐれます。
緑の苔に覆われた石たち。もののけ姫に出てくるコダマが隠れていそうです。
自然の石が敷かれた楠川歩道で愛らしい立浪草を発見。
さつき吊橋を渡り飛流おとしを見たら登山のゴール、白谷入口はもうすぐ。(15時すぎ到着)
県道から宮之浦のながめ
一泊二日の登山。お疲れさまでした~
【おまけ(登山トレッキングの準備と心得)】
●服装:
・歩きやすいシューズ(私は底が厚めのウォーキング用)。足首を覆う登山靴が最適。
・ストレッチ性のズボン。足を上げ下ろしするためゆとりがあるほうがいい。
・長袖シャツ。半袖と重ね着すると暑い時に脱げる。バンダナを首に巻いていると汗を吸収してくれる。
・雨具。私は防水性のあるウィンドブレーカーにゴルフ用合羽ズボンを持参。
・帽子。日除けのほか少々の雨はしのげる。
・軍手。岩などにつかまりながら歩くので便利。手の日焼け予防にもなる。
●持ち物:
・シュラフ、マット、ヘッドランプ。(レンタル品)
・水ペットボトル500mlを1本。途中の沢などで補給。小腹がすいた時用のおやつ。私は小さい羊羹、ドライマンゴーなどを持参。干し梅の酸味も疲れをとってくれる。
・リュックサック。雨具や弁当、おやつ、予備のトイレットペーパーなどを入れるため少し大きめのほうがいい。
●心得:
・歩き始め、途中の休憩時、夜寝る前にはストレッチを十分に行う。ケガ防止と筋肉の疲労回復に効果あり。
・ゴミは持ち帰る。植物は持ち帰ってはいけない。
・動植物を大切に。ヤクシカなどに餌をやってはいけない。杉の皮を剥いだり、登ってはいけない。
・ずっと歩きづめよりも時々休憩をとりながらのペース配分。
体力のある時に登っておいて正解でした。もし次回行く機会があればヤクスギランドに行ってみたい。
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北欧レストラン AQUAVIT [レストラン&フード]
今日はふと思い立って髪をカットしてもらうため表参道のいつものヘアサロンへ。(ちょっと夏仕様)
リフレッシュして8時半すぎ、ぶらぶらと外苑前まで歩きました。
最近コメントを寄せてくださるakiさんのブログに紹介されていた北欧レストランAQUAVITに行きたいという気持ちをおさえられず。ほんと、こういう時の決断力、行動力は我ながらほれぼれします。(自画自賛)
外苑前駅の4番出口を上がってすぐのレクサスのショールームと第一園芸本店の間を奥へ入っていくと突き当たりに白い建物があります。背後には神宮球場の照明塔も見えます。
アクアヴィットとは北欧の蒸留酒の名前。
インテリアもスカンジナビアのモダンデザインでアートギャラリーのような空間です。
ラウンジには黒レザーのEgg chair
白い壁にウォールナット材のダークブラウンの床やテーブル。シンプル、シック、スタイリッシュ。こんな清潔で温もりを感じさせる色調が落ち着くし好きです。
同じくArne JacobsenデザインのSwan chairもライトブラウンのレザー。
でも私、やはり赤のウレタンフォームのほうが欲しいな。(オリジナルだと30万円以上しますがリプロダクト製品だと10万円以下。でも値段の問題ではなく今の私にはスペース上の問題で買えないんですよねぇ)
7 chairやAnt chairなどヤコブセンの椅子ってデザインだけでなく座り心地がよくて機能面でもすぐれもの。
北欧インテリアの本が飾ってあったので手にとってページをめくっていたら、お店の人が「他のもどうぞ」と持ってきてくれました。
向こうのテーブルを見たらフィンランドのブランドiittalaのAaltoの小皿が灰皿として使われていました。
こちら↓、会社の上司が「もらったけど好みじゃなくて」と言うので私が喜んでいただいたもの。洗面台の小物入れに使っています。
メイン・ダイニングをながめると天井からはPoul Henningsenの花びらを重ねてような照明がさがっていて、ここもまた素敵。
そんな洒落た空間の中で、小一時間満ち足りたひとときを過ごしました。
白と一緒にニシンの酢漬け
おっと、肝心のAQUAVITを飲むのを失念してしまいました。次回はきっと。
akiさん、素敵なお店の情報をありがとうございました!
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リフレッシュして8時半すぎ、ぶらぶらと外苑前まで歩きました。
最近コメントを寄せてくださるakiさんのブログに紹介されていた北欧レストランAQUAVITに行きたいという気持ちをおさえられず。ほんと、こういう時の決断力、行動力は我ながらほれぼれします。(自画自賛)
外苑前駅の4番出口を上がってすぐのレクサスのショールームと第一園芸本店の間を奥へ入っていくと突き当たりに白い建物があります。背後には神宮球場の照明塔も見えます。
アクアヴィットとは北欧の蒸留酒の名前。
インテリアもスカンジナビアのモダンデザインでアートギャラリーのような空間です。
ラウンジには黒レザーのEgg chair
白い壁にウォールナット材のダークブラウンの床やテーブル。シンプル、シック、スタイリッシュ。こんな清潔で温もりを感じさせる色調が落ち着くし好きです。
同じくArne JacobsenデザインのSwan chairもライトブラウンのレザー。
でも私、やはり赤のウレタンフォームのほうが欲しいな。(オリジナルだと30万円以上しますがリプロダクト製品だと10万円以下。でも値段の問題ではなく今の私にはスペース上の問題で買えないんですよねぇ)
7 chairやAnt chairなどヤコブセンの椅子ってデザインだけでなく座り心地がよくて機能面でもすぐれもの。
北欧インテリアの本が飾ってあったので手にとってページをめくっていたら、お店の人が「他のもどうぞ」と持ってきてくれました。
向こうのテーブルを見たらフィンランドのブランドiittalaのAaltoの小皿が灰皿として使われていました。
こちら↓、会社の上司が「もらったけど好みじゃなくて」と言うので私が喜んでいただいたもの。洗面台の小物入れに使っています。
メイン・ダイニングをながめると天井からはPoul Henningsenの花びらを重ねてような照明がさがっていて、ここもまた素敵。
そんな洒落た空間の中で、小一時間満ち足りたひとときを過ごしました。
白と一緒にニシンの酢漬け
おっと、肝心のAQUAVITを飲むのを失念してしまいました。次回はきっと。
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屋久島 縄文杉登山 [旅 九州]
屋久島でのメインイベント。縄文杉に逢うための登山。
日帰りで往復する人もいるようですが、私たちは体力に自信が持てなかったこともありますが、せっかく行くなら目的地のみを目指すだけでなく途中もゆっくり楽しみたいと思い、エコツアーのガイドさん(島いとこの真辺さん)にお願いし、翌日は白谷雲水峡をめぐる宿泊コースを案内してもらいました。
縄文杉登山の参考になるように行程を記録します。
【前日】
登山のための装備の確認。(足りないものはレンタル)出発時刻の打ち合わせ。
初日の朝食と昼食のお弁当を事前注文。(早朝、宿に届けられる)
【初日】
朝6時すぎ、ガイドさんのお迎えで宮之浦の宿を出る。車でスタート地点、荒川登山口へ。標高600m。
ゴミはすべて持ち帰ります
朝食を食べたら十分にストレッチ。さぁ、いよいよ出発です。(7時30分)
前半はトロッコ軌道(年に数回、屋久杉工芸用の土埋木や切株を運搬する)をたどって歩きます。
途中、こういう標識があります
川や沢を渡って奥へ奥へと進んでいきます。
愛子沢
一時間から一時間半に一度、10分くらいの休憩をとります。トロッコ軌道の中ほど、楠川分れを少し行ったところにある三代杉の前で休憩。
一代目の倒木の上に二代目の杉が成長し(倒木更新)、伐倒された二代目の切り株の上に三代目が成長して(切株更新)今も生きています。
木橋をいくつか渡り、仁王杉(阿形)に目をとめ、トロッコ軌道の終点まで歩を進めます。
12時すぎ、大株歩道入口(標高930m)で昼食です。
ここから本格的な登山道に入ります。いきなり急な階段。(13時少し前)
30分ほど登ると最初の屋久杉。(樹齢1000年以上になって屋久杉と呼ばれます)
ヒノキやヤマグルマ、サクラツツジなどの着生樹(寄生樹ではない)の根が髭のように見える翁杉。推定樹齢2000年。
さらに5分ほど行くとウィルソン株。アメリカの植物学者E.H.ウィルソンが屋久島を訪ねた際、雨宿りをして発見したことにちなんで命名。
300年ほど前に切り倒された空洞になっている切株の中に入って見上げるとハート型。
別角度からはダイヤ型にも見えます
メデューサと呼ばれる根っこを上にしたような苔むした木も見られます。
ややキツイ上り道を行くと樹齢3400年と言われる大王杉、二本の木が手をつないだようにつながっている夫婦杉を過ぎ、初日の最大の目的、縄文杉までもう少しです。
ここまで来ると標高も結構高く、木々の間から急に空が見通せるようになります。この日の天候は曇り時々晴れ。鬱蒼とした森の中を歩いているのでサングラスは不要。
白っぽく見える杉は観音様のよう。
15時半すぎには縄文杉に到着。この時間になると私たちのほかに誰もおらず、展望デッキで邪魔されることなくゆっくりとその姿を拝むことができました。
木を痛めないよう近づけなくなっています
圧倒的な存在感。推定樹齢7200年とも言われていますが、最新の科学的な炭素測定法でも不明。樹高25.3m、胸高周囲16.4m、直径5.1m。
しばらくして靄が垂れこめてきて、その神々しい姿にさらに神秘的な雰囲気が加わりました。
縄文杉をあとにして、雨が強くなる前の絶好のタイミングで16時すぎに近くの高塚小屋に到着。初日はここで宿泊。(標高約1300m)
明るいうちに夕食の準備です。ガイドさんがこんなふうにお湯を沸かしてボンカレーを温めてくれました。
山とは思えない立派な食事
17時。夕食のメニューはアルファ米のカレーライス、ゴーヤとハムの酢の物、トビウオとニラが入ったさつま揚げ。デザートには冷凍のタンカン。
寝る前にもストレッチで体をほぐし、20時には就寝。登山初日は暮れたのでした。
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日帰りで往復する人もいるようですが、私たちは体力に自信が持てなかったこともありますが、せっかく行くなら目的地のみを目指すだけでなく途中もゆっくり楽しみたいと思い、エコツアーのガイドさん(島いとこの真辺さん)にお願いし、翌日は白谷雲水峡をめぐる宿泊コースを案内してもらいました。
縄文杉登山の参考になるように行程を記録します。
【前日】
登山のための装備の確認。(足りないものはレンタル)出発時刻の打ち合わせ。
初日の朝食と昼食のお弁当を事前注文。(早朝、宿に届けられる)
【初日】
朝6時すぎ、ガイドさんのお迎えで宮之浦の宿を出る。車でスタート地点、荒川登山口へ。標高600m。
ゴミはすべて持ち帰ります
朝食を食べたら十分にストレッチ。さぁ、いよいよ出発です。(7時30分)
前半はトロッコ軌道(年に数回、屋久杉工芸用の土埋木や切株を運搬する)をたどって歩きます。
途中、こういう標識があります
川や沢を渡って奥へ奥へと進んでいきます。
愛子沢
一時間から一時間半に一度、10分くらいの休憩をとります。トロッコ軌道の中ほど、楠川分れを少し行ったところにある三代杉の前で休憩。
一代目の倒木の上に二代目の杉が成長し(倒木更新)、伐倒された二代目の切り株の上に三代目が成長して(切株更新)今も生きています。
木橋をいくつか渡り、仁王杉(阿形)に目をとめ、トロッコ軌道の終点まで歩を進めます。
12時すぎ、大株歩道入口(標高930m)で昼食です。
ここから本格的な登山道に入ります。いきなり急な階段。(13時少し前)
30分ほど登ると最初の屋久杉。(樹齢1000年以上になって屋久杉と呼ばれます)
ヒノキやヤマグルマ、サクラツツジなどの着生樹(寄生樹ではない)の根が髭のように見える翁杉。推定樹齢2000年。
さらに5分ほど行くとウィルソン株。アメリカの植物学者E.H.ウィルソンが屋久島を訪ねた際、雨宿りをして発見したことにちなんで命名。
300年ほど前に切り倒された空洞になっている切株の中に入って見上げるとハート型。
別角度からはダイヤ型にも見えます
メデューサと呼ばれる根っこを上にしたような苔むした木も見られます。
ややキツイ上り道を行くと樹齢3400年と言われる大王杉、二本の木が手をつないだようにつながっている夫婦杉を過ぎ、初日の最大の目的、縄文杉までもう少しです。
ここまで来ると標高も結構高く、木々の間から急に空が見通せるようになります。この日の天候は曇り時々晴れ。鬱蒼とした森の中を歩いているのでサングラスは不要。
白っぽく見える杉は観音様のよう。
15時半すぎには縄文杉に到着。この時間になると私たちのほかに誰もおらず、展望デッキで邪魔されることなくゆっくりとその姿を拝むことができました。
木を痛めないよう近づけなくなっています
圧倒的な存在感。推定樹齢7200年とも言われていますが、最新の科学的な炭素測定法でも不明。樹高25.3m、胸高周囲16.4m、直径5.1m。
しばらくして靄が垂れこめてきて、その神々しい姿にさらに神秘的な雰囲気が加わりました。
縄文杉をあとにして、雨が強くなる前の絶好のタイミングで16時すぎに近くの高塚小屋に到着。初日はここで宿泊。(標高約1300m)
明るいうちに夕食の準備です。ガイドさんがこんなふうにお湯を沸かしてボンカレーを温めてくれました。
山とは思えない立派な食事
17時。夕食のメニューはアルファ米のカレーライス、ゴーヤとハムの酢の物、トビウオとニラが入ったさつま揚げ。デザートには冷凍のタンカン。
寝る前にもストレッチで体をほぐし、20時には就寝。登山初日は暮れたのでした。
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