SSブログ

市井の山居/細川護熙展 [アート&デザイン]

銀座のメゾンエルメスの8階フォーラムで「市井の山居/細川護熙展」を観てきました。
(まるちさん、ラパンさん、背中を押してくれてありがとうございます!)

20100711 市井の山居.jpg

ご存じのとおり、細川護熙氏は元内閣総理大臣、60歳を機に政界を引退し、神奈川県湯河原の自邸「不東庵」で作陶、書、水墨画、茶杓、漆芸を手がけ、一年ほど前からは油絵を始められたそうです。

今回の個展では、ギャラリーを茶の湯の「外露地」「内露地」「草庵」に分け、お客さまをお茶に招く感じで作品を見てもらおうという意図で構成されています。

展示作品も細川さんの多芸さを表すように、油絵、茶碗、壺、絵皿、陶仏、鬼瓦、風炉先屏風、扁額など多彩。茶碗をとっても楽、井戸、瀬戸唐津、伊羅保、信楽、志野と風合いの異なる焼きを作り分けています。
きっと努力もされているのでしょうが、子供の頃から名品の実物を数々見て養われた審美眼が物を言っているような気がします。

上の写真の真ん中の「達磨」は永青文庫にある白隠の禅画をモチーフに油絵にしたもの。ただし、髭は墨で描いてあります。

草庵(茶室)の亜美庵社(アビアント)はエルメスのイメージから浮かんだ言葉だそうです。設計は藤森照信さんによるもの。

「晴耕雨読」という写真集を出版されていますが、悠々自適の生活を送られていて、理想的だなぁ、なんて思いながら鑑賞してきました。

【おまけ】
銀座でちょっと休憩がしたくて初めて入った千疋屋のパーラー。フルーツポンチをいただきました。
20100711 銀座千疋屋フルーツポンチ.jpg

私、缶詰のサクランボは残すことにしていますが、さすが果物専門店、生のサクランボです。もちろん最後の一滴まで飲み干しました。

ランキング参加中。よろしければクリックを→ にほんブログ村 美術ブログへ

nice!(1)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。