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ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 [シアター&シネマ]

先週末、シネマート六本木『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』を観てきました。(2007年、90分)

20090906 ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式.JPG

アメリカ映画だけれどお葬式の舞台はイギリス。
主人公は気弱なダニエル。彼は長男。父親が亡くなって葬式を取り仕切らなければならない。
自身は弔辞を読むという大役に不安がいっぱい。
妻と同居の母はソリが合わない。その妻からは新居のためのデポジット振込みを迫られる。
ニューヨークに住む小説家として成功した女たらしの弟。実はダニエルも小説を書いていて優秀な弟にコンプレックスを抱いている。
他の登場人物も多彩。
ダニエルの従妹マーサの婚約者サイモンはマーサの弟がサイドビジネスでやっているドラッグを精神安定剤と間違って服用してラリッてしまう。
ダニエルの知人ハワードは自己中心。
親族の中に見慣れぬ男がいると思ったら、亡くなった父親の重大な秘密をネタに脅迫してくる。

兄弟の確執、嫁姑の不仲、娘の結婚を認めない父親、人生のさまざまな問題、葛藤が繰り広げられるが、ほどよいユーモアで物語が展開されます。

印象に残ったのがダニエルが用意していた弔辞を緊張のあまり読めず、自らの思いで語った言葉。その中にこんなフレーズがありました。
「親は進むべき道を示すが、成長するのは自分自身の力」
一方で先日訪れた相田みつを美術館で見た言葉「育てたように子は育つ」を思い出しました。
私は母に何度も「どうしてこんな子に育ったんかね。育て方が悪かったんかね」と言われたことがある。そんなに悪い子なのかなぁ。

この記事を書く前、遠縁の訃報が入った。
心からご冥福をお祈りします。

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野菜欲す [レストラン&フード]

最近、体が野菜を求めています
血液の浄化?デトックス?金曜に見た映画『未来の食卓』の影響?

先週末に食べたのも野菜中心。

土曜の午後、ご近所のフレンチ・レストラン、ラビラントにふられ(3時近くに行ったら休憩時間に入ったところだった)、別の西洋料理レストラン、快簇船(かいぞくせん)もClosed(同じく昼休憩)

ということで、前から気になっていた近所の別のカフェ、Ti‐s TABLE(ティーズ テーブル)に入ってみた。ここも野菜にこだわっているお店。

遅いランチに注文したのは野菜がたっぷりのった明太子クリームソースのスパゲティ

20090905 野菜たっぷりパスタ.jpg

ズッキーニ、ゴーヤ、オクラなど夏野菜がたっぷり。
暑い日だったので冷えたワインかビールと一緒にいただきたかったところですが、アルコールの提供ナシということで夜まで我慢(うん?)

夜はラビラントのパティスリーで買ってきた野菜のオープンサンドと野菜のピザをベルギービールと一緒に。

20090905 野菜サンド&ピザ.jpg

Newtonという名の青リンゴの発泡酒(アルコール分3.5度)、リンゴ果汁が入って甘い味。

日曜は六本木へ。
ミッドタウン1階のシャンパンビストロ、orange(オランジェ)でランチ。
夏野菜のソテーサラダ、アンチョビ・マヨネーズソース

20090906 Orange野菜ソテーサラダ&ミモザ.jpg

ごぼう、カボチャ、パプリカ、トマト、きのこ、グリーンリーフ。満足~
これにビシソワーズとハーブティがついて1260円とはお得。
プチミモザはルネ・ラリック展の半券で無料サービスのもの。(ラッキー!)
テラス席で道行く人たちをながめながら昼下がりのマダム気分。

最近、ご近所のお店を利用する機会が増えています。
そして、先日はじめて買ったのがそ屋というおからを使ったケーキ類を扱っているお店。

20090829 そ屋.jpg

紅茶豆乳プリン、紅茶おからシフォンケーキ、バナナのキャラメルおからケーキ。
身体にいいものを食べている気がします。

【おまけ】
ミッドタウンのFUJIFILM PHOTO MUSEUMで10/1(木)まで開催中の写真展『スイス絶景の旅!』の関連イベントで2階のフォトサロンで9/4-9/10の一週間、織作峰子 写真展『MY SWITZERLAND』を催していました。
会場にご本人がいらしたので少しお話しました。同郷人(石川県出身)なので何となく親近感があるんです。(さすが元ミスユニバース日本代表、身長が高くて素敵です)

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未来の食卓 [シアター&シネマ]

最近、レディースデーなどを利用して映画をちょこちょこ観ています。
先週の金曜日はシネスイッチ銀座でフランス映画『未来の食卓』を。

20090904 未来の食卓.jpg

映画はドキュメンタリー調で進行。
フランスの小さな村の村長が、ある時、村の学校の給食や老人への宅配の食事の材料を有機栽培の野菜をはじめオーガニック食品に替えたことから変化が起こる。
子供たちは自然の味を美味しいと感じ始め家庭でもオーガニック食品をとりいれる。学校の菜園で野菜を育て始め収穫を楽しむ。
そうやって学校だけの活動が次第に家庭や村の店、農家、他の地域へと波及、拡大していったのです。

保存料や合成物の混ざった食品、化学肥料たっぷりの栽培法で育てられた野菜、農薬が大量に散布される農地。
そんな環境で育った子供たちはかつての世代に比べてガンなどの深刻な病気にかかる率が高まり、若い世代の男性の精子数は激減し不妊のカップルが増えているそうです。

フランスってワイン(ぶどう畑)とかチーズとか農業国のイメージがあったのに、必ずしも安全な農業をしているのではないのかと思うと急に不安にかられました。

日本のスーパーで買い物するときに感じること。
もっと普通にオーガニック食品が販売されてほしい。
ビニール袋に詰められたパックの野菜じゃなく、一個だけでもバラ売りしてほしい。
いろんな食材を使って料理をしようと思っても使い切れないから買わずに出来合いの惣菜や外食ですませてしまうんですよねぇ。

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丸の内界隈 [東京 お出かけ]

丸の内はオフィス街だけあって何となく落ち着いた雰囲気。
界隈を歩いていても他の繁華街のように人の波に流されることなく自分のペースでいられる。

東京国際フォーラムをぶらりと歩いていたらごはんミュージアムというお米をテーマにした情報発信スペース兼ショップ兼カフェがあった。

20090904 ごはんミュージアムご飯ぢゃワン.jpg

ご飯ぢゃワンという犬のキャラクタが素朴で可愛い。

東京国際フォーラムと馬場先通りをはさんだ反対側を見ると、ガラス張りのファサードにピンク色の巨大なコウモリを発見。

20090904 東京ビルTOKIA.jpg

東京ビルTOKIA
Where every night is a late night.
眠らない街、東京。

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タグ:丸の内
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相田みつを いのち展 [アート&デザイン]

丸の内東京国際フォーラム地下1階にある相田みつを美術館いのち ~いちばん大切なもの~』という企画展を観てきました。

20090904 相田みつを いのち.jpg

10代で二人の兄を戦争で失ったことが相田みつを(1924-2006)の“いのちの詩人”としての原点となっているのだそうです。

展示作品の中で私の心にとくに響いた詩。

「ただいるだけで」
  あなたがそこに
  ただいるだけで
  その場の空気が
  あかるくなる

  あなたがそこに
  ただいるだけで
  みんなのこころがやすらぐ

  そんなあなたに
  わたしもなりたい

「うつくしいものを」
  うつくしいものを
  美しいと思える
  あなたのこころが
  うつくしい

「自己否定 自己肯定」
  まだまだダメという自己否定
  これでいいという自己肯定
  両方必要だね

★そんな人になりたい★

「わたしは今日の」
  わたしは今日の一日を大事に生きたろうか

「日日是好日」
  ふっても てっても
  日日是好日
  泣いてもわらっても
  きょうが一番いい日
  わたしの一生の中の大事な一日だから

「しあわせは」
  しあわせは
  いつも自分の心がきめる

「やれなかった」
  やれなかった
  やらなかった
  どっちかな

「あとじゃ」
  あとじゃ
  できねんだよなぁ
  いまのことは
  いましかできぬ

★今日を今を大事に生きたい★

20090904 相田みつを 本気.jpg

私にとって疲れを感じないくらい本気になれること。
旅、芸術鑑賞。
そして、自分が見聞きしたことをこうやって写真と文章で表現して、読んでくれた方とコミュニケーションできることがうれしい。

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一丁倫敦と丸の内スタイル展 [アート&デザイン]

丸の内に復元された三菱一号館のあたりは、かつて「一丁倫敦(いっちょうろんどん)」と呼ばれたそうです。

来年4月に美術館として開館する三菱一号館で、現在、竣工記念の都市・建築展『一丁倫敦と丸の内スタイル展』~丸の内の歴史と三菱一号館復元の軌跡~が催されています。

20090904 一丁倫敦と丸の内スタイル展1.jpg

Ⅰ.丸の内の黎明期 建築家ジョサイア・コンドルと丸の内
Ⅱ.三菱一号館 一世紀の記録と復元の意義
Ⅲ.丸の内の赤煉瓦街「一丁倫敦」の誕生
Ⅳ.日本の近代都市空間とビジネスマン
Ⅴ.ビジネスマンの暮らしに見る都市文化
Ⅵ.丸の内スタイルの誕生

復元の根拠となる保存部材や復元のための調査・研究から竣工までの過程とともに建築としての魅力を紹介し、丸の内という街の歴史、日本の近代オフィス街発祥の地として「丸の内のオフィス文化」を当時の写真やモノなどで再現しています。

「丸の内スタイルの誕生」の空間では、英国のデザイナー、ポール・スミスによるコンセプト展示があります。

20090904 一丁倫敦と丸の内スタイル展2.jpg

彼が、ロンドン郊外にあるKew GardensのMarianne North Galleryからインスピレーションを得て、各地で自ら撮影した多数の植物の写真で壁面を埋め尽くしたインスタレーションです。

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三菱一号館 [建築&インテリア]

丸の内ブリックスクエアの一角にあるのが三菱一号館

20090904 三菱一号館1.jpg

日本ではじめての近代オフィスビル街として建設された丸の内における最初のオフィスビルが三菱一号館だったとのこと。

1927年竣工、煉瓦造り地上3階地下1階建て、英国ヴィクトリア時代のクイーン・アン・スタイルの棟割長屋の平面形式。
設計は鹿鳴館も設計し、日本近代建築の父と言われるイギリス人建築家、ジョサイア・コンドル

20090904 三菱一号館5.jpg

次々と煉瓦造りのオフィスビルが建設された馬場先通り。残念ながら、戦後の高度成長期に徐々に建て替えられ、1968年(昭和43)に旧三菱一号館もいったん姿を消しました。

20090904 三菱一号館2.jpg

今回の復元では、当初の設計図、実測図、写真、保存部材等に基づき、外壁の赤煉瓦(約230万個!)を中国で生産することから始め積み方も当時のやり方にならい、極力当時の様子を再現して建てられています。

3階と2階の間の中央階段。化粧材は五雲石(中国産)、灰色の手摺は保存部材の一部が使用されているそうです。

20090904 三菱一号館3.jpg 青磁の壺みたい

三菱一号館、来年4月には美術館として開館予定です。

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タグ:建築 丸の内
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