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ミュンヘン 博物館エリア [旅 ドイツ]

ミュンヘンを発つ日。(6月2日)
出発までの半日、雨にもめげず傘をさしてのウォーキング!
今日は中央駅から北側にある博物館エリアに足を延ばします。

まずは裁判所の裏に広がる旧植物園(Alter Botanischer Garten)へ。
20100602 1AlterBotanischerGarten2.JPG
雨に濡れる白い鯛釣草が可憐

街の中にこういう空間があると癒されますよねぇ。
20100602 1AlterBotanischerGarten3.JPG

20100602 1AlterBotanischerGarten4ネプチューンの噴水2.JPG
園内にあるネプチューンの噴水から裁判所を見たところ。

オベリスクが立っているカロリネン広場(Karolinenplatz)を通り、博物館が集まるケーニヒ広場(Kenigsplatz)に向かいます。

ここはギリシャ?と思わせるような建物は古代美術博物館(Antiken-Sammlungen)(って、ギリシャにはまだ行ったことがありませんが)
20100602 3古代美術博物館.JPG

反対側にも古代ギリシャの神殿の柱のような古代ローマ、ギリシャの彫刻品陳列館グリプトテーク(Glyptothek)があります。
20100602 4Glyptothek1.JPG

19世紀の肖像画家、レーンバッハの家を美術館として公開しているレーンバッハ美術館(Stadtische Galerie im Lenbachhaus)の裏通りに回ると目を奪う素敵なデザインの建物が並んでいます。
20100602 5Richard-WagnerStr s.JPG

Richard-Wagner Str.という名前が付いています。ワーグナーとミュンヘンの関係を調べてみました。
「歌劇王」と呼ばれるドイツロマン派を代表する作曲家、リヒャルト・ワーグナーは1864年、バイエルン王国のルートヴィヒ2世に招待されたそうです。

バルコニーの手すりや底面も手を抜かず精巧なデザインです。
20100602 5Richard-WagnerStr4.JPG

そばにはバイエルン州立古生物・地質学博物館(Staatssammlung fur Palaontologie und Geologie)があり、興味深い展示が見られます。

こういう思いがけない発見に出会えるから街歩きはやめられません。
さぁ、先を急ぎましょう。

工科大学(Technische Universitat)は歴史のある建物。建築関係の資料が充実しているとか。
20100602 7TechnischeUniv.JPG

大学とアルシス通り(Arcisstr.)をはさんで反対側一帯はピナコテーク(ギリシャ語の「絵画館」)が集まっています。

アルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek)
20100602 8AltePinakothek.JPG
ルーベンス、レンブラント、ラファエロなど、14~18世紀のヨーロッパの絵画を集めた美術館。

隣接してノイエ・ピナコテーク(Neue Pinakothek)
20100602 9NeuePinakothek.JPG
こちらは19世紀の絵画と彫刻。ゴッホ、セザンヌ、マネ、ゴーギャンなど印象派絵画も展示されています。

さらに新しい20世紀以降の現代美術作品を所蔵するのがピナコテーク・デア・モダーネ(Pinakothek der Moderne)
20100602 10Pinakothek der Moderne.JPG

ここまで紹介してきた博物館、美術館には残念ながら入る時間がありませんでしたが、最後に唯一見学したのが昨年オープンしたばかりのブランドホルスト美術館(Museum Brandhorst)
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建築自体も美しく
20100602 11MuseumBrandhorst2.JPG

展示室も広々として心地いい空間です。
20100602 11MuseumBrandhorst1.JPG

今回は時間の都合で中に入ることができませんでしたが、ミュンヘンの博物館めぐりも楽しそうです。

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ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち [アート&デザイン]

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催の「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」を観てきました。

20100615 ボストン美術館展1.jpg
(クロード・モネ「アルジャントゥイユの自宅の庭のカミーユ・モネと子ども」部分)

ボストン美術館はモネの作品所蔵数、世界第2位を誇るそうで、今回、増改築の時期に16~20世紀の選りすぐりの西洋絵画80点が日本にやってきました。

会場構成と代表的な画家は次のとおり。
Ⅰ 多彩なる肖像画
 ドメニコ・ティントレット、アンソニー・ヴァン・ダイク、レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン他
Ⅱ 宗教画の運命
 ヤコポ・バッサーノ、フランシスコ・デ・スルバラン他
Ⅲ オランダの室内
 エマニュエル・デ・ウィッテ他
Ⅳ 描かれた日常生活
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ピアッツェッタ、ジャン=バティスト=カミーユ・コロー、ジャン=フランソワ・ミレー、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュスト・ルノワール他
Ⅴ 風景画の系譜
 カナレット、ナルシス・ヴィルジル・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ他
Ⅵ モネの冒険
 クロード・モネ(水の画家)
Ⅶ 印象派の風景画
 カミーユ・ピサロ(大地の画家)、アルフレッド・シスレー(空の画家)、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ他
Ⅷ 静物と近代絵画
 ジョルジュ・ブラック、アンリ・マティス他

20100615 ボストン美術館展2.jpg
左上、ジャン=フランソワ・ミレー「馬鈴薯植え」部分
左下、レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン「ヨハネス・エリソン師」部分
右、フィンセント・ファン・ゴッホ「オーヴェールの家々」部分

日本人は印象派が好きなようで。(私はジャンルを問わずアートが好きなので、印象派も見に行きます)
それにしても、今年2010年は日本に印象派関連の美術展が目白押し。
私も3月にルノアール展を見てきましたし、現在開催中、近いうちに開催されるものも含めると毎月どこかで何かを鑑賞できます。
オルセー美術館展 ポスト印象派(国立新美術館)、語りかける風景 コロー、モネ、シスレーからピカソまで(ザ・ミュージアム)、マネとモダン・パリ(三菱一号館美術館)、ザ・コレクション・ヴィンタートゥール展(世田谷美術館)、ドガ展(横浜美術館)、ゴッホ展(国立新美術館)
私も忙しくなりそう。

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ルーシー・リー展 [アート&デザイン]

ミュンヘン紀行、ちょっと休憩して日常の記録を。

先週末、国立新美術館で開催中の「ルーシー・リー展」を鑑賞してきました。

20100614 ルーシー・リー展1.jpg

彼女の作品展を見るのは東京ミッドタウンの21_21 Design Sight以来一年ぶり。

1902年、ユダヤ系の裕福な両親のもとにウィーンで生まれ、1938年、ナチスの迫害を逃れ渡英、1995年、ロンドンのハイドパーク近くの自宅で93歳で死去。

会場構成は
Ⅰ.初期-ウィーン時代 1921-38
Ⅱ.形成期-ロンドン時代
さらに、テーマごとの展示。
「掻き落としの系譜」
不規則に器の表面の土を削り、味わい深い素朴な線を生み出した。溝に色土を埋め込む象嵌技法に発展。
「器形のヴァリエーション」
「釉薬の変貌」
「ルーシー・リーのボタン」
Ⅲ.円熟期

朝鮮の白磁、中国の青銅器、日本の和食器などと並べても違和感のない東洋的な器。
薄く、シンプルで無駄のない優美なフォルム。特に、なだらかなラインを描く口縁。ベージュや茶色を中心としたアースカラー。抑えた色数と色調。かと思うと、ハッとするようなピンクや緑の指し色を使う。
生活空間の中で決して邪魔をせず、かと言って確かな存在感を放つ器の力強さと感じました。
モダンな現代の住居に花器として飾ってもしっくりくるし、鉢や大皿に芋の煮っころがしを盛ると、家庭料理が高級な日本料理に見えそうだし、朝顔型の茶碗は侘びた茶室にも似合いそう。

20100614 ルーシー・リー展2.jpg

1963年、リーはウェッジウッドのためのプロトタイプの制作を依頼されました。
ジャスパー独特のペールブルーに白のラインを施した紅茶・コーヒーカップとソーサーの試作品。しかし、ウェッジウッド社は制作しないことを決め、リーはプロトタイプを手元に残すことを望んだそうです。

会場には彼女が工房で陶工に取り組んでいる様子の映像や住まいの写真が展示されています。
彼女が作り出す器と同じように、彼女自身も物静かで凛とした佇まい。その姿に、日本の抽象書画家、篠田桃紅さんと同じような強さを想起しました。そして、とてもチャーミングなんです。

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Congratulations!? [ちょっとした話]

5月にハンググライダー体験飛行のオマケで訪れた「富士芝桜まつり」
その時に撮影した写真をコンテストに応募しました。

そしたら、見事入賞しました!

一番のお気に入り写真(たんぽぽ)が入賞作品になりました。

きのう届いた賞状と楯。
20100616 富士芝桜写真コンテスト1.jpg

“豪華賞品”と書いてあったので内心楽しみにしていました。
同封されていたのがこちら。
20100616 富士芝桜写真コンテスト2.jpg
富士急ハイランド、ふじやま温泉、フジヤマミュージアムのペア招待券。

誰か有効に使ってくれる人いないかなぁ。

豪華。。 人によって言葉の定義、価値観は違いますからね。。

賞状と楯はいつか実家に持って行こう。
入賞したのはうれしいのですが、なんだか複雑な心境…

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ミュンヘン ふれあい街歩き 後編 [旅 ドイツ]

猪の彫刻の向こうに巨大なナマズの彫刻もありますよ。遊園地の乗り物みたい。
20100601 10AugustinerStr.JPG
狩猟漁猟博物館のシンボルですかね。

アウグスティナー通り(Augustinerstrasse)はなだらかな曲線を描く建物のグリーンの壁が綺麗です。扉の上の絵も素敵です。
20100601 10AugustinerStr1.JPG

聖母教会の裏の小道から新市庁舎の裏に通り抜けてみましょう。
20100601 11Frauenkirche裏.JPG
ビアホールのようですね。「皆さん、仕事帰りに一杯やってるんですか~?」

前にも通ったレジデンツ(王宮)のほうに歩いていくと、バイエルン州立歌劇場の壮麗な建物が見えてきました。
20100601 13バイエルン州立歌劇場.JPG
前にはマクシミリアン2世の像が設置されています。

ここからがマクシミリアン通り(Maximilianstr.)の始まり。
20100601 14MaximilianStr.JPG
シャネル、カルティエ、エルメスといった高級ブランドのショップが並んでいます。

ガイドさんに聞いた話。
ミュンヘンはドイツの中でベルリン、フランクフルトに次ぐ第三の都市。BMWやシーメンスといった大企業の本社があり、経済的にも豊かな都市だそうで、ミュンヘンの人は結構見栄っ張りで高級品を見せびらかすのが好きなようです。ペットの犬にシャネルの洋服を着せたり、高級スポーツカーが街に駐車されていたり。

このマクシミリアン通りを真っすぐ行くと、別のマクシミリアン2世の像が道の真ん中に設置されています。(マクシミリアン2世はバイエルン王国の第3代国王で、第2代国王ルートヴィヒ1世の長男)

通りをイーザル川(Isar)を渡って突き当たったところに見える荘厳な建物がマクシミリアノイム(Maximilianeum)という州議会議事堂。
20100601 18Maximilianeum.JPG

ここで右に折れ、川沿いにマクシミリアン公園内の遊歩道を歩きます。
ちょうど犬の散歩をしている女性と会いました。(新緑の中、冬のジャケットを着ています)
20100601 19.JPG
犬はリードをはずされ前をスタスタ駆けていきました。

途中、イーザル川の中州になっている橋から聖ルーカス教会(St.Lukaskirche)をのぞみます。
20100601 21カペルシュテク&StLukasKirche1.JPG
水量が多く、水が濁っています。

ルートビヒ橋(Ludwigsbrucke)を渡り町中へ戻ります。
イーザル門(Isartor)が見えてきました。
20100601 24Isartor.JPG
すでに夜8時を過ぎました。

フラウエン通り(Frauenstr.)を行くとヴィクチュアリエン市場(Viktualienmarkt)に出ます。脇の道に入ると、民俗衣装がディスプレイされたショーウィンドウが並んでいます。
20100601 25民俗衣装.JPG
普段着用というよりもオクトーバーフェスト用でしょうか。

ゼンドリンガー門(Sendlingertor)に行き当たりました。
20100601 27Sendlingertor.JPG

薄暗くなってきました。真っ暗になる前にホテルに戻らなきゃ。
ゾンネン通り(Sonnenstr.)からドイツ劇場そばのシュバンタラー通り(Schwanthalerstr.)に折れ、中央駅に近づくにつれホテルが増えてきました。ゲーテ通り(Goethestr.)を曲がれば突き当たりに駅舎が見え、ホテルに到着。

結局、降ったり止んだりの雨の中、2時間半歩きました。

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生きる目的 [つぶやき]

4月に異動になって仕事内容が変わったため、きのう・今日と研修を受講しました。
そこで聞いた話。

企業の目的は「企業価値の最大化」
収益(事業機会、プラス)を拡大し、損失(リスク、マイナス)を抑制することで価値を高める。
プラスを拡大する方法としてマーケティングやCSR(企業の社会的責任)がある。

この話を聞きながら、私はこんなふうに置き換えて考えていました。
人間の生きる目的は、「人間としての価値の最大化」
プラス面(優れている点、魅力)を増やし、マイナス面(劣っている点)を減らす。

もちろん自分の欠点を直そうと意識して努力するけれど、そう思ってもなかなか直せないもの。それならば、欠点を補って余りあるくらい優れている点を伸ばそう。
では、私の魅力は何?
常に前向きで活動的なところ。他には?

20100616 グロリオサ.jpg

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ミュンヘン ふれあい街歩き 前編 [旅 ドイツ]

ミュンヘンでの仕事も無事に終了。
時間を惜しんで18時すぎからウォーキングに出かけました。

日曜は街の中心、マリエン広場から北に歩いたので、この日は東へ向かうことに。

ホテルを出て、カールス広場を目指して駅前を歩きます。おや、ずいぶん立派な建物ですねぇ。
20100601 2裁判所2.JPG

彫刻とかも素敵で何の建物でしょう。地図を見て~ 
裁判所って書いてある。あー、それでドイツとバイエルン州の旗が揚げられてるんですね。

隣の建物も歴史を感じるいい造りです。
20100601 3裁判所となり2.JPG

うーん、地図を見ても何も書いてないなぁ。ま、いいや、素敵だから。
さ、戻ろ。噴水のところがカールス広場(Karlsplatz)みたい。
20100601 4Karlsplatz.JPG

人がいっぱいいる。待ち合わせしてるのかな?写真撮ってる人もいるね。
うわっ、水しぶきが飛んでくる。横をまわっていこう。可愛い木馬の看板!
20100601 4Karlsplatz1.JPG

カールス門(Karlstor)の向こうから人がたくさん歩いてきます。
20100601 5Karlstor.JPG

ここから先がノイハウザー通り(Neuhauserstr.)とカウフィンガー通り(Kaufingerstr.)という歩行者天国なんですって。
ホワイトアスパラを売ってる露店も出てますねぇ。でも、見るだけ。

面白い噴水が建物の角にある。Karstadtって駅前にもあった地元のデパートですかね。
20100601 6NeuhauserStr1噴水.JPG

どの建物も見ていて飽きないなぁ。
そろそろ聖ミヒャエル教会(St.Michaelskirche)があるはずなんだけど。
20100601 6NeuhauserStr5StMichaelkirche.JPG
改装中のようですね。残念。外壁の様子を幕に絵で再現してあります。イタリア・ルネサンス様式の教会で、地下にバイエルン王家、ヴィッテルスバッハ家の納骨堂があるらしいです。

上ばかり見ないで足元も見てみよう。石畳にマンホールがありますが、モンクでしょうか?
20100601 7KaufingerStr.JPG
周りのギザギザが歯車のようにも見える。

マリエン広場がだいぶん近づいてきましたよ。聖母教会(Frauenkirche)の二つの塔が見えます。ちょうど7時になりました。
20100601 7KaufingerStr1HIRMER&Frauenkirche.JPG

HIRMERの手前に艶かしいポーズをした猪の彫刻があります。
20100601 9ドイツ狩猟漁猟博物館.JPG
ドイツ狩猟漁猟博物館(Deutsches Jagd und Fischereimuseum)という建物だそうです。

ここまでホテルから一時間もかかりましたよ。真っすぐ普通に歩いてくれば15分くらいなんだけど。時間がかかりましたねぇ。
だって、建物も所々にあるアートも興味深いんですもの。

ここで左に入ると聖母教会の前に通じるアウグスティナー通り(Augustinerstrasse)

今回は、私の好きなNHKのテレビ番組『世界 ふれあい街歩き』風にお届けしました。

続く~

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